アップル、春節の中国で根強い人気・アジア圏での売上が大きく拡大:売上の5割以上はiPhone
アップルが2021年4月28日に第2四半期(1~3月)の決算を発表した。売上高は895億8400万ドル(約10兆円)、利益は236億3000万ドル(約3兆円)となった。
売上はiPhoneが5割以上
2021年1~3月の商品・サービス別の売上では、53.5%がiPhoneで、iPhoneがアップルの主力商品であり、売上の柱であることは変わらない。また今期は前年同期と比べるとMacとiPadも売上が大きく伸びている。売上に占めるサービスの割合は前年同期よりも減少しているが、売上高は26.6%伸びている。
▼商品・サービス別売上と売上に占めるシェア・前年同期比
春節の中華圏・そのほかアジア地域で大きく伸び
2021年1~3月の地域別での売上は相変わらず南北アメリカと欧州での売上が高い。今期は特に中華圏での売上が前年同期比87.5%と大きく伸びている。1〜3月期は中国は春節でアップルだけでなくスマホの新製品がとてもよく売れる時期だ。米中関係の悪化にも関わらず中国市場での売上を大きく伸ばし、中国でのiPhone人気が今でも健在であることを証明している。
またその他アジア地域での売上も前年同期比で94.2%と大きく伸びを見せている。その多くがインド市場での販売である。日本での売上も前年同期比48.7%と成長しており、アップルの売上に占めるシェアも8.6%と重要な市場である。
▼地域別売上と売上に占めるシェア・前年同期比