アウシュビッツ強制収容所のツイッター、解放75年の2020年1月までにフォロワー100万人目指す

(提供:AUSCHWITZ MUSEUM/ロイター/アフロ)

当初の目標だった「解放75周年で75万人フォロワー」は達成

 第2次大戦時にナチスドイツが約600万人以上のユダヤ人やロマ、政治犯、同性愛者などを殺害した。ポーランドに設置されたアウシュビッツ強制収容所では約110万人が殺害された。ホロコーストで殺害された約5人に1人がアウシュビッツで命を落とした。アウシュビッツ強制収容所は現在でも博物館としてホロコーストの悲惨さを伝えており、世界中から観光客が訪問。欧米やイスラエルの学生も研修旅行で多く訪れており、2019年には年間で230万人が世界中から訪問している。そして2020年1月27日はアウシュビッツが解放されてから75年目を迎える。

 アウシュビッツ強制収容所の博物館ではツイッターでも情報発信を行っている。アウシュビッツ強制収容所博物館では、2019年8月に「解放75年目を迎える2020年1月までに、ツイッターのフォロワーを75万人を目指す」と掲げた。当時は55万人程度のフォロワーだったが、2019年末には75万まで突破し、目標はクリアした。

 その後、アウシュビッツ強制収容所の博物館では「フォロワーを2020年1月27日までに100万人」と目標を上方修正した。ドイツの俳優ヤン・ベーマーマンや、「スター・ウォーズ」にも出演しているアメリカの俳優マーク・ハミルら世界の著名人が自身のツイッターで拡散している。特にマーク・ハミルが呼びかけたら一晩で38,000人以上のフォロワーが増加。2020年1月8日時点でフォロワーは91万人まできている。

 アウシュビッツ強制収容所の博物館のツイッターではホロコースト関連のニュースや犠牲者の情報、生存者の体験など決して明るいニュースや情報ではなく、目を覆いたくなるような写真や生々しい情報も多い。また当時のホロコーストの様子やニュースだけでなく、現代社会のヘイトスピーチや民族憎悪、欧米では根強く残っている反ユダヤ主義に対しても警鐘を鳴らしている。

 ホロコーストを経験した生存者らの高齢化も進んでいる。遠くない未来にゼロになり、世界中の多くの人にとってホロコーストは歴史的な出来事になっている。だが、アウシュビッツで起きた残虐な歴史を二度と繰り返さないように積極的な情報発信と記憶のデジタル化を推進している。

▼アウシュビッツ強制収容所博物館のツイッターのフォローを呼びかけるマーク・ハミルの投稿。

「アウシュビッツ強制収容所博物館のツイッターをフォローすることは簡単なことだろうか?いや、これはツイッターの中でも最も心が痛む、悲惨なことを伝えているアカウントの1つだ。さらに世界の人類の歴史の中で最も暗く最も重要な時代の1つで、我々は絶対に忘れてはならない。是非フォローしてください」と訴えている。

▼目標75万人を訴えていたアウシュビッツ強制収容所博物館のツイート