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インド初のロボコップ「KP-Bot」登場:警察署内で行きたい場所を案内

佐藤仁学術研究員・著述家
(Kerala Police)

男女平等の観点から女性警官ロボコップ

 インドのケーララ州の警察がロボット警察(ロボコップ)「KP-Bot」を警察の業務として導入した。インドでは初のロボコップとなる。KP-Botは警察署内で、警察に来た人に案内をする。AI(人工知能)やセンサーを搭載し、周囲に人間か来たら察知して、敬礼もする。

 顔認識機能も搭載しており、行きたい場所をKP-Botに聞くと回答してくれる。スクリーンには詳細な情報も表示される。インドのスタートアップ企業が開発した。KP-Botは男女平等の観点から女性警官ということになっている。

 ロボコップはドバイでも導入されており、従来人間の警官が行っていた業務をロボットに置き換えている。今回はインドで初めてロボコップが導入された。ロボコップの導入はこれからも世界規模で進んでいく。

敬礼もするKP-Bot(Kerala Police)
敬礼もするKP-Bot(Kerala Police)
女性警官という設定になっているKP-Bot(Kerala Police)
女性警官という設定になっているKP-Bot(Kerala Police)
学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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