Yahoo!ニュース

韓国ヒュンダイ、「歩く自動車」のコンセプトを発表:危険地域での救助活動などに期待

佐藤仁学術研究員・著述家
「エレベイト」のコンセプト(ヒュンダイ)

 韓国の自動車メーカーのヒュンダイ(現代自動車)は、米国ラスベガスで開催されているCES2019で、自動運転のEVカーで「歩く自動車」のコンセプトカー「Elevate」(エレベイト)を発表した。

階段も登れる「エレベイト」(ヒュンダイ)
階段も登れる「エレベイト」(ヒュンダイ)

危険地帯での救助活動に期待

 「エレベイト」は、ロボットのような4本の脚があり、車輪もついている。一般の自動車として走ることもできるが、山道や危険な場所、舗装されていない道などでも「歩いて」進むことができる。

 ロボット技術を活用しており、危険な地域や雪山、火山地帯などでの救助活動などに利用できることが期待されている。ヒュンダイは「エレベイト」を「Ultimate Mobility Vehicle(UMV)」と表現して、究極のモビリティと位置付けている。空を飛ぶことはできない。

▼以下はヒュンダイが公開した「エレベイト」のコンセプト動画。危険地域での救助活動などに活用されることが想定されている。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

佐藤仁の最近の記事