Google、インドの鉄道165年を記念：「Google Arts & Culture」で展示
165年の歴史を誇るインドの鉄道
1853年4月16日に、インドで初めての電車がボンベイ（現ムンバイ）からターネーまでの34キロを400人の乗客を乗せて走った。日本の1872年よりも早く、アジアで初めての鉄道だった。それから現在まで165年の歴史を誇るインドの鉄道は、現在では世界最大の鉄道網でインド全国151,000キロに張り巡らされ、毎日2400万人以上の人を運んでいる。最近ではインドでは鉄道関連のニュースは事故や遅延、立ち退きなど悪いニュースが目立っているが、インドの近代史にとって鉄道は重要な役割を果たしている。
Googleインドでは、そのインドの鉄道の歴史を「Google Arts & Culture」でオンライン展示を開始した。インドの鉄道当局も協力して、100以上の過去の歴史的な写真や動画の他、鉄道で働いていた人々や関係者のコメントなどを掲載している。男性ばかりのインドの鉄道業界で初めて女性のエンジニアとして働いた女性や、現在でも働いている女性職員らの紹介などもある。さらに、映画大国インドでは映画にも鉄道が多く登場しており、過去の有名な映画や歴史的な鉄道シーンなども紹介している。
Googleはインドの全土の駅で無料Wi-Fiも提供しており、多くのインド人が駅でスマホを利用している。今回の「Google Arts & Culture」でのオンライン展示は、インドの重要な遺産でもあり、現在も日常生活に欠かせない鉄道の歴史について、多くのインド人にアクセスしてもらい、知ってもらうことが目的で開設。
▼108年間利用されており、現在でも使われている車両の動画も紹介
▼映画での鉄道シーンも紹介
▼植民地時代のイギリスの鉄道建設の様子も動画で紹介
