Ponta、インドネシアで2000万突破:地元で大人気の便利屋GOJEKとも提携

インドネシア人の生活の足となったGOJEK(筆者撮影)

インドネシア最大の共通ポイントサービスとして成長

 日本でもおなじみのポイントサービス「Ponta(ポンタ)」がインドネシアで会員数が2,000万人を突破した。「Ponta」は2015年2月、インドネシアでサービスの本格展開を開始。インドネシア全域をカバーする最大の共通ポイントサービスとして成長。2016年7月には会員数1000万人突破。2018年4月9日、会員数2000万人を突破。

 現在、小売やカフェ・レストラン、交通サービス、ホテルチェーン、教育・金融サービス、食品や自動車メーカーなど幅広い業種と提携しており、75の提携ブランド、15000店舗以上でポイントサービスが利用できる。現地企業での従業員向けのインセンティブプログラムに採用されるなど、活用の裾野も順次拡充している。

 さらに2018年には日本、インドネシア、マレーシアの3国間でボーダレスに利用できる共通ポイントサービスの開始を予定。インドネシアのPonta会員の訪日時、及び、日本のPonta会員のインドネシア滞在時に現地でポイントをためて、使えるようになる。

ビルの前で客待ちする運転手
ビルの前で客待ちする運転手
お店で情報交換をしながらくつろぐ運転手。このあいだにスマホの充電も行っている
お店で情報交換をしながらくつろぐ運転手。このあいだにスマホの充電も行っている

地元で大人気の便利屋「GOJEK」とも提携

 そして、2017年8月からインドネシア最大のバイクタクシー「GOJEK」と提携して「Ponta」のポイント交換を開始。GOJEKとはスマホで近くのバイクを呼び出して、来てもらうバイクタクシーだ。ジャカルタでは緑色のジャンパーを着たGOJEKをあらゆるところで見かける。

 GOJEKの人気はバイクタクシーサービス以外にも様々なサービスを提供しているところにある。例えば、食事のデリバリーをする「GOFOOD」、頼まれた買い物をして運んでくれる「GOMART」、荷物の配達をしてくれる「GOSEND」、引っ越しの手伝いをしてくれる「GOBOX」、チケットを買って来てくれる「GOTIX」、必要な薬を届けてくれる「GOMED」、さらにマッサージ師を呼び出す「GOMASSAGE」、家やオフィスの掃除をしてくれる「GOCLEAN」、自動車修理サービスの「GOAUTO」、ネイルや美容サービスの「GOGLAM」などだ。

止まって客の位置をスマホで確認
止まって客の位置をスマホで確認
夜も大人気のGOJEK
夜も大人気のGOJEK

 特に、インドネシアでは主婦があまり家庭で料理を作らないため、外の屋台やレストランで食事をしたり、デリバリー(出前)で済ましたりすることが多い。GOJEKでは、客から希望の食事を聞いて購入し、それをバイクで自宅やオフィスなどにも届けてくれる。また、買い物の手伝いもやっており、客が頼んだ商品をスーパーや市場などに行って購入し、家までバイクで運んでくれるサービスも人気がある。さらに家の掃除やマッサージ師、ネイルや美容師を必要な時にスマホで呼んでサービスを受けられるようにもなった。まさに「なんでもやってくれる便利屋」のような存在である。GOJEKでインドネシア人の生活も大きく変わった。

 スーパーやデパートなど町のあらゆるところで、GOJEKの緑色のジャンパーを着た人が買い物をして、商品を運んでいる姿をよく見かけるようになった。ジャカルタでは通勤時はバイクでの渋滞も激しいため、ドライバーがバイクを置いて走りながら荷物や商品を運んでいる姿もよく見かける。地元で大人気のGOJEKと提携してポイントをためたり、交換できるようになったことは大きい。これからもインドネシアで「Ponta」利用者が普及するだろう。

配達用の買い物をするGOJEKの運転手(写真は全て筆者撮影)
配達用の買い物をするGOJEKの運転手(写真は全て筆者撮影)

▼インドネシアで生活に根付いているGOJEKのサービス(GOJEK)