フランス、2019年か2020年に電話帳を廃刊

(写真:ロイター/アフロ)

 フランスの電話番号サービスを行っているソロカルは、2019年か2020年に、紙の電話帳を廃刊することを明らかにした。ソロカルによると廃刊の理由は売り上げが減少しているから。「採算性が回復しない限り廃刊」とのことだが、フランスで紙の電話帳の収益が大幅に回復する見込みは立っていない。

 また同社では2019年までに4500人の従業員のうち1000人を削減することも明らかにしている。1997年からはWeb版の電話帳サービスを提供し、2000年からはモバイル版も提供。紙の電話帳の需要は明らかになくなってきているのだろう。ソロカルは旧国営の通信事業者フランステレコムの電話帳部門が出自で、従来の電話帳サービス会社から「デジタルサービス企業」への転換を目指している。

 現在ではフランスでも若者らはメッセージや音声通話のやり取りはFacebookのMessengerなどが主流になっており、電話番号に音声通話の電話をかけたり、電話番号でのメッセージ(ショートメッセージ:SMS)を送ることも減少している。またレストランやショップなどへの問い合わせもスマホで検索すれば、店舗の電話番号や連絡先から営業時間まであらゆる情報が表示されているので、電話帳に頼る必要はなくなっている。紙の電話帳は、博物館か歴史の教科書でしか見られなくなってしまうかもしれない。