Yahoo!ニュース

インドのケンタッキー、チキンを買ったらドローンがもらえる『食事とテクノロジーは我々を楽しませる』

佐藤仁学術研究員・著述家
(KFC India)

 インドのケンタッキーフライドチキン(KFC)が、2018年1月25日と26日の2日間限定で、「スモーキー・グリルド・チキン」のボックスを買ったらドローンがもらえるキャンペーンを実施していた。インド10都市の12店舗でキャンペーンを展開。

インドで販売された「スモーキー・グリルド・チキン」(KFC India)
インドで販売された「スモーキー・グリルド・チキン」(KFC India)
ドローンは自分で組み立てる(Hidustan Times)
ドローンは自分で組み立てる(Hidustan Times)

「食事とテクノロジーは我々と楽しませるもの」

 ドローンは「UFO」ならぬ「KFO」(Kentucky Flying Object)と呼ばれている。Bluetoothでスマホと接続してドローンを操作することが可能で、実際に5分程度の飛行が可能。

 どうしてドローンなのかと思う人もいるだろう。KFCインドのLluis Ruiz Ribot氏は「食事とテクノロジーは我々と我々の顧客をワクワクさせ、楽しませるもの。2つの『ウィング(Wing)』がある。1つはチキンのウィングで、もう1つがドローンのウィング。KFCインドでは両方提供する。スモーキー・グリルド・チキンの登場とともに、ドローンも楽しんでほしい。チキンもドローンもクールなボックスに入っている」とコメント。チキンとドローンのウィング(Wing)をかけているようだ。

 牛肉を食べないヒンズー教徒と豚肉を食べないムスリムが多いインドではフライドチキンが大人気。多くのインド人がKFCで食事を楽しんでいる。インドのKFCでは、2016年にスマホを充電できるボックスをプレゼントしていたこともある。

▼「KFO」紹介動画(KFC India)

▼「KFO」ドローンの作り方も動画で紹介(KFC India)

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

佐藤仁の最近の記事