英国で話題、19世紀にも「歩きスマホ?」ドイツ美術館の絵画
ドイツのミュンヘンにあるノイエ・ピナコテーク美術館に「期待」(Die Erwartete)という絵画がある。オーストリアの画家Ferdinand Georg Waldmuller氏が1850年から1860年頃に描いた絵画のようだ。
19世紀に「歩きスマホ」?
今から150年以上前に描かれたその絵画の中の少女が「歩きスマホ」をしていたのか、ということで話題になっている。英国Daily Mailなどが報じている。たしかに少女が手にしているのは、現代なら大きさからもスマホに見える。
もちろん、この絵画が描かれた当時に、スマホが存在するわけない。この絵画は別名「日曜の朝」とも呼ばれているようで、少女が手に持っているのは、日曜日に教会に祈りに行くために持参している祈祷書らしい。
英国グラスゴーに住んでいるPeter Russell氏がツイッターで呟いたことに端を発しており、同氏は現地メディアへ「1850年頃は、少女が手に持っているのが祈祷書なのか、讃美歌集なのかわからない。これが一番の大きな変化だろう。現代なら、確実に歩きスマホでSNSをやっているシーンだ」と語っている。
Peter Russell氏が下記の「1937年にiPhoneを使っている人の絵画」という投稿に対して「1850年にデートアプリのようだね」とツイッターで呟いた。このことから、19世紀の少女の「歩きスマホ」が話題になったようだ。たしかに絵画右下の中の先住民らしき男性が、iPhoneらしき物体を見ている。