ドバイで今年中に「空飛ぶタクシー」飛行試験へ:ドイツのVolocopter
ドバイでは以前から交通渋滞の回避などを目的として「空飛ぶタクシー」の導入に向けての取組が積極的に行われていた。「空飛ぶタクシー」はパイロットが乗車しないで目的地まで空から移動できるもの。この度、ドイツのVolocopterが提供する機体で2017年中に試験飛行を開始することを明らかにした。同社はドバイ交通当局と試験飛行について既に合意。
18枚のローターが電動で動き、2人乗りで時速100km、最長飛行時間は30分。試験飛行は今年中に行うとのことだが、具体的な商用開始時期は未定。
以下はドバイ交通局が公開したイメージ動画。空から簡単に移動できる時代はもうそこまで来ている。
激減する移民労働者の仕事
ドバイではこのVolocopter以外にも、中国のドローンメーカーEhangの機体も導入が予定されている。ドバイでは「空飛ぶタクシー」だけでなく、既に自動運転によるバスや自動車導入に向けた先進的な取組が行われている。
ついに未来の世界がだんだん現実になってきているが、現在ドバイでタクシーの運転手をしている移民労働者の仕事も激減していくだろう。ドバイの単純労働の仕事はほぼ全て移民労働者に依拠している。だがもはやドバイに移民労働者として行っても、仕事がない時代がやってくる。それはドバイだけでなく世界的な傾向となり、手っ取り早く仕事に就けるドライバーや単純労働が自動化やロボット導入で、人間がやる必要がなくなってきている。