ロシア「空飛ぶバイク」完成間近か、Hoversurf が動画公開
ロシアのドローンメーカーHoversurfが2017年2月に1人乗りのホバーバイク「Scorpion 3」の試作品を開発。いわゆる「空飛ぶバイク」のようだが、地上は走らない。人が乗車した「空飛ぶバイク」は世界初と報じられている。同社が開発しているドローンのプラットフォームをベースに制作されている。YouTubeでもモスクワでの室内での飛行試験の動画を公開、既に170万回再生されている。
プレオーダーも受け付けているが、具体的な商用時期は明らかにしていない。費用は15万ドル(約1,500万円)と報じられている。屋外での飛行も試みたが、風が強いと危険なので室内での飛行とのこと。動画を見ている限りでは、まだ商用で飛行するには早そうだ。さらに各国で規制の問題もあるだろうから、購入できたとしてもどこでもすぐに飛行できるとは限らないだろう。
同社によると「空飛ぶバイク」はまずはスポーツ用として開発しているようで、将来的には移動手段として活用したいとのこと。また時速50kmで、最大10mまで浮上できるが、安全のためにスピードと飛行高度はソフトウェアによってコントロールされている。商用化に向けては規制の問題や事故時の対応、保険などクリアしないといけないことも多くあるが、映画「スターウォーズ」のスピーダーバイクのような世界がついに現実になっていく。
Hoversurfは2016年6月にも「空飛ぶバイク」のプロトタイプ飛行を屋外で実施した動画を公開している。この時は地上から数十センチ上がっただけだった。今回の「Scorpion 3」はそれに比べるとかなり進化し、高く飛行していることがわかる。