Googleの共同創業者で現在はGoogleの親会社AlphabetのCEOのラリーペイジ氏が「空飛ぶ自動車」を開発しているZee.Aeroに個人で1億ドル以上投資していると2016年6月に報じられた。

ラリーペイジCEO「空飛ぶ自動車」開発企業2社に投資?

ラリーペイジ氏が個人で投資していると報じられているZee.Aeroはカリフォルニア州マウンテンビューのGoogle本社の隣にあり、2010年に設立された企業でNASA、Boeing、Space Xなどで働いていたエンジニアら150人の従業員が「空飛ぶ自動車」の開発をしているそうだ。

またラリーペイジ氏はZee.Aero以外の「空飛ぶ自動車」開発会社Kitty Hawkにも投資していると報じられている。同社はGoogleで自動運転車を開発していたEmerick Oshiro氏やZee.Aeroの元従業員らが働いている。今回のラリーペイジCEOが個人で投資しているという報道に対してAlphabetや対象の2社も公式には認めていない。

「空飛ぶ自動車」がやってくる:自動運転も

「空飛ぶ自動車」とは夢物語のように聞こえるかもしれないが、今回ラリーペイジ氏が投資したと報じられている2社以外にもアメリカのTerrafugia、日本のCARTIVATORなどが開発を進めている。

Terrafugiaは2015年に「The TF-X」という「空飛ぶ自動車」のコンセプト動画を公開した。空港のような滑走路は不要で、ヘリコプターのように空中にあがり、プロペラが回転して飛行していく。「空飛ぶ自動車」の具体的な実用化や商用化はまだ見えていないが、決して遠くないだろう。10年前まではドローンでの無人配達や人工知能による自動運転車ですら夢物語だったが、現在では実現化に向けての試験が着実に進んでいる。

商用化に向けては規制や制度などの対応も必要になるが、新しい技術とサービスの登場によって人々の生活や産業構造も大きく変わっていく。「空飛ぶ自動車」の登場によって道路の渋滞は減少するかもしれないが、空で渋滞が起きるのかもしれない。また個人が自分で運転して空を飛んでそのまま海外まで行けるかもしれない。輸送時間も短縮されるだろうからロジスティックも変わってくる。

さらに現在、Googleや多くの企業が人工知能(AI)による「自動運転車」の開発を進めているが、今後は多くの航空写真などの情報やデータを元に学習した人工知能(AI)が「空飛ぶ自動車」にも適用されることもある。つまり「空飛ぶ自動車」も自動で運転できるようになるかもしれない。Googleや各社は「空飛ぶ自動車」の自動運転の実現に向けた人工知能開発のためにこれから必要なのは大量の航空写真だろう。