Twitter:微増のアクティブユーザー数、全世界で3億2,000万人。Instagramより少ない

(写真:ロイター/アフロ)

Twitterは2015年10月27日、2015年第3四半期(2015年7~9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比58%増の5億6,900万ドル。純損失は1億3,200万ドルだった。Jack Dorsey氏が正式にCEOに就任してから初の四半期決算である。

■収入の90%が広告収入で、そのうち86%がモバイル広告

Twitterの売上高のうち90%は、広告収入である。今期は前年同期比60%増の5億1,300万ドルで、そのうち86%をモバイル広告だった。前期が88%がモバイル広告だったので、微減ではあるがまだTwitterの広告収入のうちモバイルが占める割合は大きい。

▼Twitterの売上高の推移および広告収入とその他の比率

(Twitter発表資料を元に作成)
(Twitter発表資料を元に作成)

■微増のアクティブユーザー数、全世界で3億2,000万人。Instagramは全世界で4億人

月間アクティブユーザー(MAU)は全世界で前年同期から11%増の3億2,000万人。前期から400万人程度の微増である。Facebookのアクティブユーザー数が全世界で14億人以上と考えると、同様に知名度の高いTwitterのアクティブユーザー数の伸びは鈍化している。さらにFacebook傘下のInstagramのアクティブユーザー数は2015年9月に4億人を突破したばかりなので、全世界でInstagramの方が利用者が多くなった。

全世界のほとんどの人がTwitterにはモバイルでアクセスしており、モバイルからのアクセスはMAU全体の約80%を占めている。

月間アクティブユーザー(MAU)は全世界で3億2,000万人のうちアメリカが6,600万人で、前期と変わらない数字で、伸びていない。アメリカ市場はTwitter以外にもコミュニケーション、情報発信のツールは多数利用者が存在しており、今後もアメリカ市場においてTwitterの利用者が急激に増加することは期待できない。

そしてアメリカの6,600万人のTwitterユーザーがTwitterの広告収入の65.3%を稼いでいる。地域別の広告売上高を見ると、アメリカでの売上高が前年同期比54%増の3億7,000万ドル、アメリカ国外での広告売上高は同65%増の1億9,900万ドルだった。国外市場も伸びているものの、広告売上高に占めるアメリカ市場の比率は65.3%と非常に大きい。

▼売上高の地域別推移

(Twitter発表資料を元に作成)
(Twitter発表資料を元に作成)

▼アクティブユーザー数の地域別推移

(Twitter発表資料を元に作成)
(Twitter発表資料を元に作成)

■アメリカで新機能「Moments」のテレビCMも開始

Twitterは2015年10月6日に、アメリカで新機能「Moments」の提供を開始した。リアルタイムにTwitter上で話題になっている興味深いことや注目すべき話題をMomentsタブに表示するサービスだ。

そして2015年10月27日に放映されたMLBのワールドシリーズで、初の「Moments」のCMが放映された。野球の試合を見ながら投稿されたツイートや画像が次々と表示されるCMで、最後の「A new way to get the best of Twitter」と表示されるCMで、アメリカ人にTwitter利用を訴求している。

Twitterはこれからも利用者数の伸びは期待できないアメリカでの広告に依拠していかなくてはならない構造は変わらないだろう。