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Google、アメリカの地域別ハロウィンのコスチュームトレンドを示した「Frightgeist」公開

佐藤仁学術研究員・著述家
(写真:ロイター/アフロ)

Googleはアメリカの都市別でのハロウィンのコスチュームトレンドを示した「Frightgeist」を公開した。「Frightgeist」はGoogle News LabsがGoogle Trendsを使い、アメリカでハロウィンで仮装するコスチュームの検索キーワード上位500語を、地域別にその傾向をを視覚化している。

■アメリカでのハロウィンのコスチュームに地域別の大きな特徴は見られない

「Frightgeist」のサイトの「TRENDING LOCALLY」では表示されているアメリカの地図上にある地域や都市名にカーソルを合わせると、その地域で最も検索されたコスチュームの結果が表示される。また同サイトの「TRENDING NATIONALLY」では全国で人気があるコスチュームの上位から順番に表示されている。

アメリカで人気があるのは「ハーレイ・クイン」、「スターウォーズ」、「海賊」、「スーパーヒーロー」、「魔女」、「バットマン」、「ミニーマウス」、「ジョーカー」、「プリンセス」などだ。特に映画のキャラクターは多い。「ゴーストバスターズ」は今年で30周年ということもあり注目されているようだ。アメリカのどこの地域でもコスチュームの大きな違いは見られない。例えば、アラスカでもハワイでもボストンでも人気があるのは「海賊」のコスチュームだ。つまりアメリカのどこの都市や地域でも、同じようなコスチュームで仮装してハロウィンを楽しむのだろう。

ハロウィンはアメリカだけでなく、最近では日本でも若者らが仮装している。渋谷や六本木に仮装した若者らが大挙して来る。そして日本だけでなくインドネシアや香港などアジア諸国でも商業主義的だがハロウィンの仮装する風習が急速に浸透している。アメリカだけでなく全世界のそれぞれの地域でハロウィンのコスチュームのトレンドが見れたら、どのような傾向がみられるのか興味深い。

Frightgeist

▼Googleのハロウィン向けアプリの広告動画

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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