銀座や日本橋といった中心地でデパートの隣が再開発されて超高層マンションが分譲されたら、どうなるだろうか。

　とんでもなく高額の分譲住戸になるのは間違いない。というか、そもそもそのような中心地は業務専用地域に指定されてオフィスビルや商業ビルしか建設を許可されず、マンションは建てられない。それが、東京、大阪、名古屋、横浜といった大都市中心部の傾向だ。

　ところが、地方都市では、中心地のデパート隣接地での再開発でマンションが建設され、一般の人向けに分譲されることが珍しくない。

　そのような中心地・再開発マンションは、東京・大阪在住者からも熱い視線を集めることになる。東京・大阪の物件と比べると、圧倒的に安く、高い利回りが期待できるし、分譲価格が安い分、将来、値上がりする可能性も大きいとみなされるからだ。

　岐阜県の中心地でこの春から分譲を開始した「ライオンズ岐阜プレミストタワー35」も、そんな中心地でデパート隣接の再開発・超高層マンションである。その特徴と、どれくらいの価格で分譲されるのか、予想を試みたい。

中心地の超高層なのに、自走式駐車場を９割設置