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スーパーラグビーに参入する日本チーム「サンウルブズ」、ハメット氏のHC就任とスコッド発表!

斉藤健仁スポーツライター
ヘッドコーチに就任したハメット氏(撮影:斉藤健仁)

12月21日(月)、東京都内のホテルで、2016年からスーパーラグビーに参入する日本チームである「サンウルブズ」のチーム発表記者会見が行われた。ヘッドコーチには元オールブラックスのハメット氏が就任、34名のスコッドも発表された。

◇指揮官には元オールブラックスのHOハメット氏が就任

ヘッドコーチは元ニュージーランド代表HOとして活躍したマーク・ハメット氏が就任した。

「今回、サンウルブズの初のヘッドコーチに就任し、非常に光栄に感じていますし、責任も感じています。日本は長いラグビーの歴史があり、2015年のワールドカップで良い成績を収めました。2019年は日本にワールドカップがやってきます。2019年に向けてサンウルブズを成長させていかなければならない。2月27日の最初の試合を楽しみにしています」(ハメット氏)

1972年生まれ、43歳のハメット氏は、現役時代はHO(フッカー)。1996~2003年までクルセイダーズでプレーし、「オールブラックス」ことニュージーランド代表としても29キャップを誇り、1999年、2003年のワールドカップに出場した。

ハメット氏は現役引退後、ディーンズ氏の下で、クルセイダーズのアシスタントコーチを経て、2011~14年までハリケーンズ(NZ)のヘッドコーチを務めた(9位、8位、11位、7位)。今年はウェールズのカーディフ・ブルーズのディレクター職に就いていたが、途中で辞していた。サンウルブズ後の指揮の後は、ITM杯のタスマンのアシスタントコーチも務める予定だという。

◇サンウルブズ 2016スコッド 34名

(所属、日本代表キャップ)

PR1稲垣啓太(パナソニック、10キャップ)

PR1三上正貴(東芝、32キャップ)

PR1山本幸輝(ヤマハ発動機)

HO堀江翔太(パナソニック、42キャップ)

HO木津武士(神戸製鋼、41キャップ)

HO有田隆平(コカ・コーラ、9キャップ)

PR3垣永真之介(サントリー、6キャップ)

PR3具智元(拓殖大)

PR3平野翔平(東海大)

LO大野鈞(東芝、96キャップ)

LO真壁伸弥(サントリー、34キャップ)

LOエドワード・カーク

LOティモシー・ボンド

LOリキ・アモリ

BR細田佳也(NEC)

BR村田毅(NEC、5キャップ)

BRアンドリュー・デュルタロ ※アメリカ代表

BRトーマス・レオナルディ

BRファティンガ・レマル(宗像サニックス)

※BR=バックロー(第3列)

SH日和佐篤(サントリー、51キャップ)

SH矢富勇毅(ヤマハ発動機、16キャップ)

SH井上大介(クボタ)

SO立川理道(クボタ、43キャップ)

SOトゥシ・ピシ(サントリー)※サモア代表

CTB田村優(NEC、35キャップ)

CTB山中亮平(神戸製鋼、4キャップ)

CTBデレック・カーペンター(トヨタ自動車)

CTBパエア・ミフィポセチ(NTTドコモ)

WTB山田章仁(パナソニック、15キャップ)

WTBジョン・スチュアート ※フィジーU20代表歴あり

WTBアマナキ・ロトアヘア(リコー)

FB笹倉康誉(パナソニック)

FB山下一(豐田自動織機)

FBリアン・フィルヨーン

スポーツライター

ラグビーとサッカーを中心に新聞、雑誌、Web等で執筆。大学(西洋史学専攻)卒業後、印刷会社を経てスポーツライターに。サッカーは「ピッチ外」、ラグビーは「ピッチ内」を中心に取材(エディージャパン全57試合を現地取材)。「高校生スポーツ」「Rugby Japan 365」の記者も務める。「ラグビー『観戦力』が高まる」「ラグビーは頭脳が9割」「高校ラグビーは頭脳が9割」「日本ラグビーの戦術・システムを教えましょう」(4冊とも東邦出版)「世界のサッカー愛称のひみつ」(光文社)「世界最強のGK論」(出版芸術社)など著書多数。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。1975年生まれ。

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