第23回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 準々決勝結果

7月26日から『第23回全国高等学校女子硬式野球選手権大会』が、兵庫県丹波市にあるつかさグループいちじま球場(大会第一日目~三日目は春日球場と二会場)で行われています。

史上最多の32校が出場した大会は、7月31日に準々決勝の四試合が行われました。

【試合結果】

履正社4-1至学館

福知山成美2-1神村学園

札幌新陽7-0折尾愛真

京都両洋3-4x作新学院

ランニングホームランも飛び出し、3年連続ベスト4入り

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履正社は、先発の竹内さんの立ち上がり、制球が定まらず初回にいきなり2つの四球を出すなど、無死満塁のピンチを迎えますが、後続を打ち取り切り抜けます。ピンチを脱した2回表に先制。が、4~6表とランナーを出しながら追加点がとれず我慢の展開となりました。

何とか追加点が欲しい履正社でしたが、最終回の7表、先頭打者がヒットで出塁すると、送りバント、四球、ライトゴロと二死二三塁の場面で、六番・2年生の野坂さんが左中間を破るランニングHRで待望の3点を上げると、7裏に至学館の粘りに合い1点を返されますが、6回途中からマウンドに上がった二人目の安武さんがそれ以上の得点を許さず試合終了。3年連続でベスト4入りを決めました。

履正社・橘田監督の談話

「先発の竹内は、2年生だった昨年に長期入院し、今春に復活した選手。いけるところまで、と決めて先発させました。本当によく投げてくれました。嬉しくて涙が……(涙をぬぐう)。野坂は(ホームランを打つ2球前)空振りが、自分の思い切りの良さを思い出させたんじゃないですか。明日も笑顔で試合に臨みたいです」

野坂さんの談話

「打ったのは、ストレート。アウトコース高めでした。狙い球がというよりも思わず反応しました。セカンドベースを回った辺りで、三塁コーチャーが手をまわしていたので思い切ってホームを目指しました」

監督からの“冷静に”の声がけで、接戦を制した福知山成美

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3表に1点を先制した福知山成美は、5表に三連続安打で1点を追加。その裏に1点を返され、6裏になおも無死一塁と流れを渡しそうになりますが、キャッチャーの神野さんが見事なスローイングで二盗を阻止、流れをやらずにそのまま勝利しました。

福知山成美・長野監督の談話

「よく踏ん張ったと思います。(5回にタイムリーを打った四番で一年生の)高橋は、あの打席までは少し弱気になっていた。3年生はあとがない、今しかない、今やるんや!とはっぱをかけました。あの打席は強気にいってくれました。

選手たちには常に冷静に、と声がけしている。がんばれと言えば、力が入ってしまう。瞬間に集中すれば良いのだから、気持ちに緩急つけるために、冷静に、と言っている。今日は早く帰って明日に備えます」

高橋さん談話

「カウントが追い込まれていたので、ストライクボールは振って行こうと思っていました。先輩を差し置いて四番に入らせて貰っているので、責任を持って思い切り振ろうと思っています」

一度も相手に流れを渡さず、大差で勝ち上がった札幌新陽

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初回に満塁のチャンスを活かせず気落ちした折尾愛真に2表1点、4表1点、5表2点と徐々に点差を広げた札幌新陽。投げては、新陽先発の亀田さんが2回以降を危なげないピッチングを披露しました。7表には3得点し、終わってみれば7得点と大差をつけての勝利となりました。

札幌新陽・石井監督談話

「先制できたのが大きかった。1点では勝負はわからないので、追加点を次々上げていけたのが勝因。亀田は初回はボールが高めだったが、徐々に上げていき、後半は調子良く投げてくれました。(前日の試合は継投で亀田を温存)投手起用は今までのところ、プラン通りできています」

亀田さん談話

「打たして取ることを心がけて投げました。守りから流れをつかみたかったからです。ストレートを狙われていることはわかっていましたが、速さ(これまでのマックスは石井監督によれば123~5キロ)を活かして変化球と使いました」

昨年の覇者、京都両洋を逆転サヨナラ勝ちで退け四強入り

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1対3で迎えた7裏、作新学院は、先頭打者のヒット、次打者の送りバントの処理の相手ミスでチャンスを広げると、一死二三塁から二番・海老沼さんがライトの頭を超える大きな二塁打を放ち二者が生還、サヨナラ勝ちを納めました。

作新学院・田代監督の談話

「私が日ごろ選手たちに、強気に打って行こう、と言っているのに、いつの間にか弱気になっていた。海老沼のサヨナラヒットは、それを払しょくしてくれる一打だった。大会前まで調子が悪く、かなり悩んでいたが今大会で上げてきただけに、嬉しい。明日も一年間やってきたことを、うちらしい野球をやろうと思う」

海老沼さんの談話

「(サヨナラを決めた場面では)自分で決めてやろう、と思って打席に入りました。ファーストストライクを狙おうと思ってでいつも打席に立っています。ちょっと詰まったかな、と思いましたが、セカンドベースを回ったあたりで、2人が帰っているのがわかりました」