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2022年も大活躍だった上野愛咲美女流立葵杯にAIについてきいてみた

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
インタビューに応える上野愛咲美女流立葵杯=2022年12月、筆者撮影

棋士の研究法として、AIの活用はいまや避けては通れないほどに浸透してきています。

そのAIをかなり早い時期から使い、好成績をあげている上野愛咲美女流立葵杯にAIについてきいてみました。

2022年の最多勝(54勝20敗)を獲得。2年連続、全棋士のなかでもっとも勝ち星をあげている上野愛咲美女流立葵杯(若鯉杯、女流棋聖、センコーカップとともに四冠)

愛咲美さんといえば「ハンマー」とい異名があるとおり、力強い攻めが身上です。深く鋭い読みが裏付けにありますが、これは詰碁などの訓練で磨きがかかるもの。

愛咲美さんは、簡単な詰碁を毎日のように解いているといいます。「難しい詰碁は飽きやすい。簡単なのが好きで、1日中やっていても飽きない」そう。

1日でもさぼると碁がぼろぼろになるといい、碁の勉強は欠かせないそう。

いっぽうAI研究は、判断や感覚を研ぎ澄ますために使われます。

愛咲美さんは、棋士のなかでも早いうちからAIを駆使しており、AI研究の第一人者ともいわれています。

AIを研究する大学教授などの学者らとの座談会などにも大橋拓文七段とともに出席し、実践する立場から意見を述べています。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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