2022年も大活躍だった上野愛咲美女流立葵杯にAIについてきいてみた
棋士の研究法として、AIの活用はいまや避けては通れないほどに浸透してきています。
そのAIをかなり早い時期から使い、好成績をあげている上野愛咲美女流立葵杯にAIについてきいてみました。
2022年の最多勝(54勝20敗)を獲得。2年連続、全棋士のなかでもっとも勝ち星をあげている上野愛咲美女流立葵杯(若鯉杯、女流棋聖、センコーカップとともに四冠)。
愛咲美さんといえば「ハンマー」とい異名があるとおり、力強い攻めが身上です。深く鋭い読みが裏付けにありますが、これは詰碁などの訓練で磨きがかかるもの。
愛咲美さんは、簡単な詰碁を毎日のように解いているといいます。「難しい詰碁は飽きやすい。簡単なのが好きで、1日中やっていても飽きない」そう。
1日でもさぼると碁がぼろぼろになるといい、碁の勉強は欠かせないそう。
いっぽうAI研究は、判断や感覚を研ぎ澄ますために使われます。
愛咲美さんは、棋士のなかでも早いうちからAIを駆使しており、AI研究の第一人者ともいわれています。
AIを研究する大学教授などの学者らとの座談会などにも大橋拓文七段とともに出席し、実践する立場から意見を述べています。
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