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女流最強戦優勝のニューヒロイン牛栄子(にゅう・えいこ)四段はどんな人? 仲邑菫二段は最年少優勝ならず

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
優勝直後の牛栄子四段。手前は仲邑菫二段。2022年7月滋賀県東近江市、筆者撮影

7月17日に打たれた女流最強戦決勝戦で、牛栄子(にゅう・えいこ)四段が仲邑菫二段を大逆転で下し、初優勝を飾った。

「優勝は子どものころからの夢でした。本当に叶うとは思っていなかったので、嬉しく思います。どんなときでも支えてくれた両親、教えていただいた先生方、ファンの皆様に感謝します」と語った牛四段ってどんな人だろうか。

女性囲碁界は現在、藤沢里菜女流本因坊・女流名人と上野愛咲美女流立葵杯・女流棋聖のふたりが、トップを占めており、ここ数年の女流タイトル戦はこのふたりが中心となっている。

しかし、17日打たれた女流最強戦決勝戦には、このふたりの名前はなかった。

準決勝で、上野さんは牛栄子四段に、藤沢さんは仲邑菫二段に敗れたのだ。

牛対仲邑の決勝戦。

新しい力の台頭は、大きな話題となった。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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