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囲碁公式戦で前代未聞 持ち時間残り48分で56分考えた?!異変 詳細顛末

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
大逆転で勝利をおさめた芝野虎丸九段=日本棋院、2021年8月、筆者撮影

5月2日に打たれた名人戦リーグ芝野虎丸九段対余正麒八段戦で、持ち時間以上の時間を考慮できてしまったという、前代未聞のケースが起きました。ことの詳細顛末とは。

井山裕太名人への挑戦者を決める名人戦リーグは9人総当たりで争われます。

そのなかの一局、芝野虎丸九段対余正麒八段戦で前代未聞のできごとがあったのです。

その日は対局開始からトラブルが発生。

開始1分前になっても記録係が席にいません。隣の観戦記者席に座っていた私は、交通機関のトラブルかなにかで遅れているのかと思い、10秒前に代理を務めようと席を移動しようとしました。その寸前、記録係を手配する担当のKさんが記録席に座り、記録を始めました。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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