碁界重鎮・菊池康郎先生の思い出
昨年11月、92歳で囲碁界の重鎮・菊池康郎先生が亡くなりました。ご自身が超一流のアマチュアというだけでなく、山下敬吾九段らを輩出した「緑星学園」を主宰し多くの棋士やこどもたちを育てました。菊池先生との思い出話を紹介しましょう。
「菊池先生を偲ぶ会」は5月15日、緑星学園生主催で、日本棋院にて行われました。
1階ホールでは菊池康郎先生の年表や写真、掲載された機関誌や冊子などの展示がありました。
世界アマチュア囲碁選手権優勝をはじめ、アマ十傑戦は9回、アマ本因坊戦は13回、世界アマ日本代表決定戦5回と、優勝は28回。さらにアマプロ戦では瀬越憲作、高川秀格、藤沢秀行らトッププロを相手に2子で10勝1敗をはじめ、プロに次々勝ち、「プロ六,七段の実力」と呼ばれたそうです。
2階大ホールでは式典が行われました。
緑星学園の門下生だけでなく、ご縁のあるかたがたが連碁をしながらトークする企画がありました。
実は私、『緑星学園—囲碁を通じて人間育成 夢とおどろき』(フローラル出版 2002年)を企画してライターを務めたことがあり、トークに加わりました。
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