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碁界重鎮・菊池康郎先生の思い出

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
「菊池先生を偲ぶ会」でスピーチする山下敬吾九段。=2022年5月15日、筆者撮影

昨年11月、92歳で囲碁界の重鎮・菊池康郎先生が亡くなりました。ご自身が超一流のアマチュアというだけでなく、山下敬吾九段らを輩出した「緑星学園」を主宰し多くの棋士やこどもたちを育てました。菊池先生との思い出話を紹介しましょう。

「菊池先生を偲ぶ会」は5月15日、緑星学園生主催で、日本棋院にて行われました。

1階ホールでは菊池康郎先生の年表や写真、掲載された機関誌や冊子などの展示がありました。

世界アマチュア囲碁選手権優勝をはじめ、アマ十傑戦は9回、アマ本因坊戦は13回、世界アマ日本代表決定戦5回と、優勝は28回。さらにアマプロ戦では瀬越憲作、高川秀格、藤沢秀行らトッププロを相手に2子で10勝1敗をはじめ、プロに次々勝ち、「プロ六,七段の実力」と呼ばれたそうです。

2階大ホールでは式典が行われました。

緑星学園の門下生だけでなく、ご縁のあるかたがたが連碁をしながらトークする企画がありました。

実は私、『緑星学園—囲碁を通じて人間育成 夢とおどろき』(フローラル出版 2002年)を企画してライターを務めたことがあり、トークに加わりました。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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