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名人戦の対局「以外」の見どころ 豪華立会人

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
立会人を務める張栩九段(右)と芝野虎丸王座(左)=2021年8月26日、筆者撮影

井山裕太名人に一力遼天元が挑戦する「第46期囲碁名人戦挑戦手合」が8月26日に開幕した。第1局は井山名人が先勝したが、その「対局以外」の見どころをご紹介しよう。今回は、「立会人」がテーマだ。

今回のシリーズは、立会人に平成四天王の4人がずらりと並ぶ。

第1局、トップバッターは張栩九段。2日制の碁の立会人は初めてだ。

ちなみに、第2局:高尾紳路九段、第3局:羽根直樹九段、第4局:山下敬吾九段という豪華ラインナップが予定されている。

新聞解説は芝野虎丸王座。張栩九段と芝野王座は、2年前の名人戦挑戦手合の対局者だ。

芝野王座は最初、張栩先生とお話しするのは初めてで、緊張していました」。

すると張栩九段は「出会いが悪かったからね」と笑いを誘った。

張栩名人(当時)から芝野王座はタイトルを奪い、史上最年少19歳で名人となっている。

対局者、それも挑戦手合のタイトルホルダーと挑戦者だと、じっくり話す機会は少ない。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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