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クエバス完璧投、打線2ケタ得点 KTが2連勝で韓国シリーズ進出に逆王手をかける<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
好投したウイリアム・クエバス(写真:kt wiz/初報から差し替え)

公式戦2位のKTウィズと4位NCダイノスが対戦のプレーオフ第4戦は、KTが11-2で3戦に続いて勝利。対戦成績を2勝2敗として韓国シリーズ進出に逆王手をかけた。

試合はKTが序盤から主導権を握った。1~3回まで毎回2点ずつを挙げ、さらに4回にも2番ファン・ジェギュンと5番チャン・ソンウがソロホームラン。KTが8-0と大きくリードした。

KTは先発のウイリアム・クエバスが完璧なピッチング。6回2死までNC打線をノーヒットに抑えた。6回73球を投げて被安打1、無四球でNCに得点を与えなかった。

クエバスは2019年から昨季途中までKTに在籍し4シーズン先発として活躍。今年6月に再びKT入りし、今季は12勝負けなしの好成績を残した。

5戦3先勝制のプレーオフは移動日を挟み、5日に第5戦がKTの本拠地スウォンKTウィズパークで行われる。5戦に勝利したチームが7日から行われるLGツインズとの韓国シリーズに進出する。

⇒ 2023年 KBOリーグポストシーズン日程表

◇11月3日(金)の結果

・プレーオフ第4戦

 NC 2 - 11 KT(チャンウォン)

 勝:クエバス

 敗:ソン ミョンギ

◆「KIAが中村武志元コーチを臨時コーチに」

KIAタイガースは現在沖縄・金武町で実施中の秋季キャンプに、2015年から4シーズKIAでバッテリーコーチを務めた中村武志元コーチ(元中日コーチ)をインストラクターとして招くと発表。11月6日以降にチームに合流する。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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