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パク・コンウ1軍復帰し一発放つ/スンヨプ監督のトゥサンが球団最多タイの10連勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
復帰弾を放ったパク・コンウ(写真:NCダイノス/初報から差し替え)

オールスターブレイクを経て公式戦再開となった21日のKBOリーグは、全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ハンファイーグルス-NCダイノス(テジョン)はNCが9-3で勝利し3連勝。NCの先発エリック・フェッドは、7回途中3失点でリーグトップの13勝目(2敗)を挙げた。防御率も1位の1.87を記録している。

NCは7月2日の試合で個人のコンディションを優先した行動により、チームワークを乱したとして登録抹消となっていたパク・コンウが1軍に復帰。3番ライトで先発出場した。

パク・コンウは5回表の3打席目、レフトにリードを広げる8号ソロ。7回には左中間に二塁打を放ち、存在感を示した。

(関連記事・韓国語:「パク・コンウの登録抹消問題 誰のためのプロ野球か」スポーツ朝鮮)

またこの試合でハンファのハ・ジュソクが7回に遊撃手として途中出場。ハ・ジュソクはオフに飲酒運転により70試合出場停止処分を受けていたが、解除となって今季初出場した。

クァンジュではイ・スンヨプ監督率いるトゥサンベアーズが、KIAタイガースに5-2で勝利。トゥサンは7月1日から続く連勝を10に伸ばした。トゥサンの10連勝は5年ぶりで球団最多タイ記録。3位のトゥサンは貯金を7として首位とのゲーム差を5.5に縮めた。

この試合でトゥサンの先発ラウル・アルカンタラ(元阪神)が、10勝目(3敗)を挙げている。

◇7月21日(金)の結果

・LG 4 - 6 SSG(チャムシル)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ケリー

・ハンファ 3 - 9 NC(テジョン)

 勝:フェッド

 敗:サンチェス

・サムスン 2 - 7 KT(テグ)

 勝:クエバス

 敗:チャン ピルチュン

・KIA 2 - 5 トゥサン(クァンジュ)

 勝:アルカンタラ

 敗:サンチェス

・ロッテ 2 - 0 キウム(プサン)

 勝:バーンズ

 敗:アン ウジン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「土日ゲームが中止の場合、月曜日に実施へ」

韓国野球委員会(KBO)は雨天中止によって生じる、試合未消化の影響を最小化するため8月7日(月)から9月11日(月)までの月曜日を予備日とし、土日ゲームのいずれかが中止の場合、予備日にそのカードを編成することにした(18時30分開始)。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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