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ブキャナン完封逃すも9回119球1失点で無四球完投勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
この日の捕手キム・ジェソンと抱き合うブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

13日のKBOリーグは韓国北部・首都圏の2試合が雨で中止。コチョクスカイドームのゲームと南部の2試合、計3試合が18時30分開始で行われた。

KIAタイガース-サムスンライオンズ(クァンジュ)はサムスンの先発デービッド・ブキャナン(元ヤクルト)が好投。ツーシームとチェンジアップを中心とした配球で、8回までKIA打線に与えたヒットは1、2回の1本ずつのみ。3回以降に与えた走者はショートのエラーによる1人だけで無失点ピッチングを続けた。

ブキャナンは4-0で迎えた9回裏、この日初めての連打で1死二、三塁となったところで内野ゴロにより三塁走者が還り初失点。しかし後続を抑えてゲームを締めた。9回119球を投げて被安打4、失点1。三振8つを奪い、無四球完投勝利で7勝目(6敗)を挙げた。

KBOリーグ4年目のブキャナンにとって、今回の完投勝利は4度目。敗れたKIAは連勝が6で止まった。

KBOリーグは14日にフューチャーズオールスター戦、15日にオールスター戦を開催。16日からオールスターブレイクに入り、公式戦は21日に再開する。

◇7月13日(木)の結果

・LG 中 止 ハンファ(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 0 - 9 KT(コチョク)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:マッキニー

・SSG 中 止 トゥサン(インチョン)

 勝:

 敗:

・KIA 1 - 4 サムスン(クァンジュ)

 勝:ブキャナン

 敗:ヤン ヒョンジョン

・NC 13 - 3 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ワイドナー

 敗:バーンズ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「SSGが後輩への暴行で25歳投手を解雇」

SSGランダーズはプロ7年目の投手、イ・ウォンジュン(25)が後輩をバットで殴ったとしたとして、同投手を退団処分とした。また指示をした2選手については韓国野球委員会(KBO)の賞罰委員会を経て、処分を決めるとしている。

◆「キウムが外国人打者入れ替え」

キウムヒーローズはアディソン・ラッセル内野手のウエーバー公示申請を行い、代わってロニー・ドーソン外野手を獲得したと発表した。21日のロッテジャイアンツ戦からの合流が予定されている。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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