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「88世代」のソン・アソプ、通算2319安打でリーグ歴代2位に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
歴代2位の通算2319安打を記録したソン・アソプ(写真:NCダイノス)

5日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

NCダイノスのソン・アソプがキウムヒーローズ戦に1番指名打者で出場。3回表の2打席目にキウムの先発チャン・ジェヨンからピッチャー返しのセンター前ヒットを放った。ソン・アソプは今季90本目のこのヒットで通算安打数を2319本とし、ヤン・ジュンヒョク(元サムスン)を抜いてKBOリーグ歴代2位となった。

これでソン・アソプは1位のパク・ヨンテク(元LG)が残した2504本まで、あと185本となった。

ソン・アソプは1988年3月18日生まれの35歳。韓国は日本と学年の区切りが異なるため、日本で同年4月2日生まれ以降の学年、黄金世代と言われる「88世代」(田中将大、坂本勇人ら)と同期となる。

2007年に釜山(プサン)高からロッテジャイアンツに入団したソン・アソプ(当時の名前はソン・グァンミン)は、4年目に1軍に定着すると、以後リーグを代表する巧打者としてシーズン最多安打を3度記録。7年連続150安打をマークし、通算打率はリーグ歴代4位の3割2分1厘を誇る(3000打席以上)。22年からNCでプレーしている。

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試合はキウムが2-0で勝利。キウムの先発、3年目のチャン・ジェヨンがプロ初勝利を挙げた。

◇7月5日(水)の結果

・LG 4 - 8 KT(チャムシル)

 勝:ベンジャミン

 敗:イム チャンギュ

・キウム 2 - 0 NC(コチョク)

 勝:チャン ジェヨン

 敗:フェッド

・SSG 3 - 17 KIA(インチョン)

 勝:ユン ヨンチョル

 敗:パク チョンフン

・ハンファ 5 - 3 ロッテ(テジョン)

 勝:パク サンウォン

 敗:チェ ジュンヨン

・サムスン 4 - 7 トゥサン(ポハン)

 勝:イ ヨンハ

 敗:ファン ドンジェ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「KIAとサムスンで主力選手のトレード」

KIAタイガースとサムスンライオンズが主力選手1対1のトレードを発表。KIAのリュ・ジヒョク内野手とサムスンのキム・テグン捕手がそれぞれチームを移った。KIAは懸案事項だった主力捕手の補強、サムスンは打線の強化をこのトレードで図った。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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