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ハンファが18年ぶりの7連勝 当時1歳半の先発ムン・ドンジュが6回無失点で5勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
5勝目を挙げたムン・ドンジュ(写真:ハンファイーグルス)

前日、全5試合が雨で中止となったKBOリーグ。30日のKBOリーグは全試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

サムスンライオンズ-ハンファイーグルス(テグ)は6-1でハンファが勝利。ハンファは2005年6月以来、18年ぶりの7連勝となった。

ハンファは先日加入の4番ニック・ウィリアムズが、初回の1打席目にライトへ先制の1号2ラン。2回にチョン・ウンウォンに1号ソロ、7回にはノ・シファンに15号ソロが飛び出すなど得点を重ねた。

ハンファの先発ムン・ドンジュは150キロを超す直球とスライダー、カーブで投球を組み立てた。6回92球を投げて散発3安打、7つの三振を奪い無失点。ムン・ドンジュは5勝目(5敗)を挙げた。

ムン・ドンジュは昨年のドラフト1次指名右腕。2003年12月生まれで、ハンファが前回7連勝した時は1歳半だった。

ハンファは昨季まで3年連続の最下位(10位)で、今季はここまで30勝37敗4引き分け。きょうの勝利で順位を9位から8位に上げた。

◇6月30日(金)の結果

・LG 5 - 4 KIA(チャムシル)

 勝:パク ミョングン

 敗:イム ギヨン

・キウム 3 - 7 SSG(コチョク)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:フラード

・KT 3 - 2 NC(スウォン)

 勝:パク ヨンヒョン

 敗:リュ ジンウク

・サムスン 1 - 6 ハンファ(テグ)

 勝:ムン ドンジュ

 敗:チェ チェフン

・ロッテ 1 - 0 トゥサン(ウルサン)

 勝:キム ウォンジュン

 敗:ホン ゴンヒ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「18年前のKBOリーグは?」

2005年6月以来の7連勝となったハンファ。当時のKBOリーグは8球団制でその年のハンファは4位だった。準プレーオフでSKワイバーンズ(現SSGランダーズ)に勝利し、プレーオフに進出。プレーオフでトゥサンベアーズに敗れている。

トゥサンとの韓国シリーズを制したサムスンライオンズは、初開催のアジアシリーズに出場し、東京ドームでその年のNPB王者・千葉ロッテと対戦した。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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