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清宮、安田らと高校時代に対戦の元韓国代表 プロ6年目で初の複数安打、2打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イェ・ジンウォン(写真:キウムヒーローズ)

18日のKBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

ハンファイーグルス-キウムヒーローズ(テジョン)はキウムが延長11回6-5で勝利。キウムはイ・ジョンフが右太もも痛で出場を回避し、出場機会を得た外野手のイェ・ジンウォンが活躍を見せた。

9番ライトで出場のイェ・ジンウォンは2回表の1打席目、1死二塁で左中間へタイムリーヒット。6回の3打席目も1死一、二塁でライトに鋭い打球のヒットを放ち、二塁走者が還ってこの日2打点目を記録した。

イェ・ジンウォンはプロ6年目の24歳。慶南(キョンナム)高3年の時に韓国代表としてWBSC U-18ベースボールワールドカップに参加。スーパーラウンド日本戦では5番打者として、日本の先発・田浦文丸(現ソフトバンク)から適時二塁打を放つなど活躍を見せた。

同大会には清宮幸太郎(現日本ハム)、安田尚憲、藤原恭大(千葉ロッテ)らが出場。韓国ではカン・ベクホ(現KT)、ハン・ドンヒ(現ロッテ)らがプロ入り後、1軍で活躍するも、イェ・ジンウォンは軍入隊期間もありこれまでチャンスをつかむには至らなかった。

イェ・ジンウォンはこの日が今季3試合目の出場。これまで1試合2安打したことはなく、プロ入り初のマルチヒットとなった。

◇6月18日(日)の結果

・LG 15 - 3 トゥサン(チャムシル)

 勝:プルトコ

 敗:チャン ウォンジュン

・SSG 2 - 7 ロッテ(インチョン)

 勝:バーンズ

 敗:エリアス

・KT 5 - 7 サムスン(スウォン)

 勝:ムン ヨンイク

 敗:チョン ヨンジュ

・ハンファ 5 - 6 キウム(テジョン)

 勝:ハ ヨンミン

 敗:ナム ジミン

・KIA 7 - 7 NC(クァンジュ)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ハンファ、オグレディに代わる打者が新加入」

ハンファは退団したブライアン・オグレディ外野手(元西武)に代わって、ニック・ウィリアムズ外野手を獲得したと発表した。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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