Yahoo!ニュース

1点差で追う7回裏の得点機に雨で1時間18分中断 結末は?<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
雨で中断中のチャンウォンNCパーク(写真:NCダイノス)

14日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

NCダイノス-トゥサンベアーズ(チャンウォン)はシーソーゲームに。トゥサンが4-3で1点リードの7回裏、追うNCは無死一、三塁のチャンスを作った。この場面でチャンウォン球場は雨が強まり、試合は一時中断。内野全体をシートで覆った。

勝敗を左右する場面での中断は9時6分から10時24分まで1時間18分に及んだ後、雨が上がって再開。NCは1死一、二塁となったところで、3番パク・ミンウのレフト線へのヒットで二塁走者が還って4-4の同点とした。

試合は9回裏、NCが相手のミスで無死満塁のチャンスを作ると、打席には4番のジェイソン・マーティン。マーティンは高いバウンドのゴロを放つと、前進守備のセカンドの頭の上を越え、三塁走者が生還して5-4でNCがサヨナラ勝ちした。NCはロッテジャイアンツと入れ替わって3位に浮上している。

◇6月14日(水)の結果

・LG 3 - 2 サムスン(チャムシル)

 勝:ユ ヨンチャン

 敗:ブキャナン

・キウム 2 - 1 KIA(コチョク)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:アンダーソン

・SSG 4 - 14 KT(インチョン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:パク チョンフン

・ロッテ 4 - 8 ハンファ(プサン)

 勝:ハン スンジュ

 敗:ストレイリー

・NC 5 - 4 トゥサン(チャンウォン)

 勝:イ ヨンチャン

 敗:ホン ゴンヒ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ソン・アソプ2,300安打到達」

NCのソン・アソプがトゥサン戦の4打席目に左中間にヒットを放ち、通算安打数を2,300本とした。プロ17年目35歳のソン・アソプのヒットの数は現役トップ。歴代でも3位で2位のヤン・ジュンヒョク(元サムスン)の2,318本まであと18本に迫っている。1位はパク・ヨンテク(元LG)の2,504本。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事