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引退目前の李大浩が23号放ち100打点到達。引退の同い年・内川を「気になるよ」<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
今季100打点目の23号2ランを放ったイ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

3日は建国記念日「ケチョンジョル(開天節)」で休日の韓国。14時からのデーゲームが4試合予定されていたが、首都圏の2試合が雨で中止。残り2試合が行われた。

ロッテジャイアンツ-トゥサンベアーズ(プサン)に3番指名打者で出場したロッテのイ・デホは3回裏の2打席目、1死一、三塁でのピッチャーゴロでアウトになるも、三塁走者が生還し1打点を記録した。

イ・デホは次の打席、5回裏1死一塁でレフトに23号2ランを放ち、今季の打点を3ケタにのせた。イ・デホのシーズン100打点超えは2020年以来、2年ぶり7度目。KBOリーグ通算では1424打点でイ・スンヨプ(元サムスン)、チェ・ヒョンウ(KIA)に次いで3位となる。

試合はロッテが3-9で敗戦。イ・デホの全打点がそのままチームの全得点だった。

40歳のイ・デホは今季限りでの現役引退を表明。ここまでの成績は140試合に出場し打率3割3分5厘(リーグ4位)、23本塁打(5位タイ)、100打点(4位タイ)。10月8日の引退試合まで残り2試合となった。

(関連記事:40歳の李大浩、引退目前も首位打者争い 「まだ日本でやれる自信はある。ソフトバンクは雇ってくれる?」

◆イ・デホ「内川はそろそろなのかな?」

イ・デホは先日、筆者との会話の中で日本でのかつての同僚の話になり、3日に引退セレモニーを行う内川聖一(ヤクルト)の名前も挙がった(引退発表前)。

イ・デホは「内川は試合に出ているのか?」と尋ね、ヤクルトがコロナ禍に見舞われた7月に1軍出場したことを伝えると、「内川もそろそろなのかな。気になるよ」と話した。イ・デホと内川は1982年生まれの同い年。ソフトバンクでは2014、15年に内川、イ・デホの3、4番、または4、5番の打順でチームをけん引した。

◇10月3日(月・休)の結果

・LG 中 止 KIA(チャムシル)

 勝:

 敗:

・KT 中 止 NC(スウォン)

 勝:

 敗:

・ハンファ 7 - 4 SSG(テジョン)

 勝:ムン ドンジュ

 敗:パク チョンフン

・ロッテ 3 - 9 トゥサン(プサン)

 勝:イ スンジン

 敗:ナ ギュンアン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「雨によりポストシーズン開始日、12日以降に」

この日の雨天中止により公式戦全日程の終了日がずれ、現状の最短終了予定日が10月10日に。ポストシーズン(日程未発表)の開始は12日以降となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

この日、トゥサンの2軍戦はなかった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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