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11回無安打リレー実らず/WBC韓国監督に前年王者指揮官。西武での研修経験も<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
WBC韓国代表監督に就任したKTイ・ガンチョル監督(写真:kt wiz)

オールスター休み後の後半戦の初日、22日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

トゥサンベアーズ-SSGランダーズ(チャムシル)は、トゥサンの4人の投手が11回まで無安打無失点リレー。しかし味方打線の援護なく0-0のまま12回に突入し、SSGはようやく飛び出したヒット2本と内野ゴロの間に1点を挙げ、延長12回1-0でSSGが勝利した。SSGは7連勝。

また、連敗が続くサムスンライオンズは、キウムヒーローズ戦に延長11回裏サヨナラ負けし、連敗は12となった。

◇7月22日(金)の結果

・トゥサン 0 - 1 SSG(チャムシル)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:キム ミョンシン

・キウム 3 - 2 サムスン(コチョク)

 勝:イ ヨンジュン

 敗:ムン ヨンイク

・ハンファ 8 - 0 KT(テジョン)

 勝:ラミレス

 敗:ベンジャミン

・ロッテ 2 - 5 KIA(プサン)

 勝:パノーン

 敗:バーンズ

・NC 5 - 4 LG(チャンウォン)

 勝:イム ジョンホ

 敗:チョン ウヨン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「WBC韓国代表監督にKTの指揮官が就任」

韓国野球委員会(KBO)は21日、来年3月に開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表監督に、KTウィズのイ・ガンチョル監督が就任すると発表した。KBOは選任理由に現職の監督として、短期決戦での投手起用を重視。国際大会での投手コーチ経験が豊富で、昨年のリーグ王者の指揮官であることも決定理由になったとしている。

イ・ガンチョル監督は現役時代、右の横手投げ投手としてリーグ歴代3位の通算152勝を記録。引退後の2006年には西武の秋季キャンプにコーチ研修で参加した。複数の球団で投手コーチを務めた後、19年にKTの監督に就任した。

韓国代表は来年の第5回WBCで、09年の第2回以来、14年ぶりに日本と同組で1次ラウンドを戦う。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

SSGランダーズ戦、0-0の9回裏、2番カン・スンホの代打で出場。11球粘っての空振り三振だった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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