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キム・グァンヒョン復帰登板で6回無失点 唯一の被安打は高卒ドラ1のプロ初ヒット<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
KBOリーグ復帰初登板で今季初勝利のキム・グァンヒョン(写真:SSGランダーズ)

9日のKBOリーグは、全5試合が17時開始で行われた。

開幕6連勝中のSSGランダーズは地元でKIAタイガースと対戦。SSGは先発マウンドにメジャーリーグから復帰し、今季初登板のキム・グァンヒョンが上がった。

キム・グァンヒョンは緩急を生かした投球で5回までパーフェクトピッチング。6回に四球とヒットでランナーを出すも、6回74球無失点でマウンドを降りた。キム・グァンヒョンが許した唯一のヒットは、開幕から18打数ノーヒットだった高卒ドラ1新人、キム・ドヨンのレフト前ヒットだった。

試合はSSGの4番ハン・ユソムが4安打5打点と活躍。序盤に大量リードを奪ったSSGが9-5で勝利した。SSGは開幕から7連勝。SSGの先発キム・グァンヒョンは2019年9月30日以来のKBOリーグでの白星となった。

◇4月9日(土)の結果

・LG 7 - 6 NC(チャムシル)

 勝:イム ジュンヒョン

 敗:イ ヨンチャン

・SSG 9 - 5 KIA(インチョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:イ ミンウ

・ハンファ 7 - 1 KT(テジョン)

 勝:キンガム

 敗:ペ ジェソン

・サムスン 0 - 3 キウム(テグ)

 勝:ヨキッシュ

 敗:スアレス

・ロッテ 5 - 4 トゥサン(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:チェ ウォンジュン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「アジア大会投手コーチにチェ・イルオン(山本一彦)氏」

韓国野球委員会(KBO)は今年9月に中国・杭州で行われる、アジア大会のコーチ陣と予備メンバー172人を発表。投手コーチにチェ・イルオン(山本一彦)前LGコーチが就任した。チェ・イルオンコーチは19年のプレミア12、昨年の東京オリンピックに続いて代表チームのコーチを務める。

山口県出身のチェ・イルオンコーチは下関商高在学中に春のセンバツに出場。専修大を経て84年に投手としてKBOリーグ入りした。92年までOBベアーズ、LGツインズ、サムスンライオンズでプレーし、9シーズンで240試合に登板、78勝57敗11セーブ、防御率2.87を記録した。引退後は各球団で投手コーチを務めた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

トゥサンベアーズ2軍は試合なし。次戦は12日(火)にLGツインズとのホームゲーム(イチョン)が予定されている。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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