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ブキャナン(元ヤクルト)5回1失点7K/球界出身者初のコミッショナー誕生<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
デービッド・ブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

25日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は5試合がデーゲームで行われた。

サムスンライオンズのデービッド・ブキャナン(元ヤクルト)が、NCダイノス戦(チャンウォン)でオープン戦3度目の登板。5回80球を投げて6安打無四球1失点で2勝目を挙げた。

この日のブキャナンは走者を置いた場面でスライダー、ナックルカーブで空振りを誘い、7つの三振を奪った。

6-1で勝利したサムスンは3番レフトで出場のホセ・ピレラ(元広島)が、3回表2死一、二塁で放ったレフトへの先制タイムリーが決勝打となっている。サムスンはオープン戦5連勝。

(関連記事:元ヤクルトのスアレス、オープン戦初登板初先発で4回無失点 最後は呉昇桓が締める

◇3月25日(金)のオープン戦

・LG 5 - 2 トゥサン(チャムシル)

 勝:イム ジュンヒョン

 敗:クァク ピン

・SSG 0 - 3 ハンファ(インチョン)

 勝:キンガム

 敗:イ テヤン

・KIA 7 - 1 キウム(クァンジュ)

 勝:ハン スンヒョク

 敗:チェ ウォンテ

・ロッテ 2 - 2 KT(プサン)

 勝:

 敗:

・NC 1 - 6 サムスン(チャンウォン)

 勝:ブキャナン

 敗:パーソンズ

⇒ KBOリーグオープン戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「ホ・グヨン氏が球界出身者初のKBO総裁に」

韓国野球委員会(KBO)は第24代総裁(コミッショナー)にホ・グヨン元チョンボ監督(71)を選出したと発表。球界出身者の総裁就任は今回が初めて。

ホ新総裁はリーグ発足以前に社会人野球でプレーし、指導者を経て長年人気解説者として活動。また国内外の野球発展の為に球場作りや用具の調達などに私費を投じ、プロの新球場建設にも尽力してきた。英語、日本語が堪能で行動力もあり、オーナー総会で満場一致での選出となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGツインズ戦の5回裏にセンターの守備で出場。8回表の先頭打者として打順が回り、初球を二遊間に強いゴロを放つもショートが抑えてショートゴロとなった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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