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元ソフトバンク・ミランダが37年ぶりのリーグ記録更新 最多奪三振を塗り替える<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
37年ぶりに記録を塗り替えたミランダ(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

24日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む6試合が行われました。

トゥサンベアーズ-LGツインズ(チャムシル)のダブルヘッダー第1試合は、トゥサンの先発マウンドにアリエル・ミランダ投手(元ソフトバンク)が上がりました。

ミランダ投手は3回表にホン・チャンギ選手からこの試合3つ目の三振を奪い、今季の奪三振数が224個となってKBOリーグ最多記録を更新しました。この日のミランダ投手は5回途中2失点で降板。奪った三振の数は4つでした。

ミランダ投手にこの日勝ち負けはつかず、ここまでの成績は28試合に登板。173回2/3を投げてリーグ3位タイの14勝(5敗)。防御率2.33はリーグトップです。

◆「37年ぶりの記録更新」

シーズン奪三振記録のこれまでの最多はKBOリーグ発足3年目、1984年のチェ・ドンウォン元投手(当時ロッテ)の223個。1リーグ6球団100試合制の当時、チェ・ドンウォンさんは51試合284回2/3を投げて27勝13敗6セーブを記録しました。

その年、チェ・ドンウォンさんに次ぐ155三振を挙げたのが新浦壽夫さん(キム・イルユン、当時サムスン)、261回2/3を投げたのが福士敬章さん(チャン・ミョンブ、当時サムミ)でした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

LGツインズとのダブルヘッダー第1試合の9回表、代打のチェ・ヨンジェ選手に代わってレフトの守備に入りました。

第2試合は3回表に9番パク・チフン選手に代わってライトの守備に入り、4回裏1死の打席は初球を打ってライトフライ。6回裏は先頭打者として2球目を打ってサードゴロでした。1点を追う8回裏1死の3打席目、カウント1-2からの4球目にセンター前にヒットを放っています。

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以下が全6試合の結果です。

◇10月24日(日)の結果

・トゥサン 5 - 4 LG(チャムシル)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:キム ガンリュル

 敗:コ ウソク

・トゥサン 3 - 3 LG(チャムシル)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:

 敗:

・KT 7 - 1 キウム(スウォン)

 勝:デスパイネ

 敗:ヨキッシュ

・サムスン 3 - 3 SSG(テグ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 3 - 2 ハンファ(プサン)

 勝:チェ ジュンヨン

 敗:シン ジョンラク

・NC 4 - 1 KIA(チャンウォン)

 勝:ウォン ジョンヒョン

 敗:キム ヒョンジュン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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