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先週1軍デビューの23歳イ・ジョンボム(李正凡)、プロ初の決勝打含む3安打の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝打を含む3安打を記録したイ・ジョンボム(写真:SSGランダーズ)

チュソク(秋夕)連休中の21日の韓国KBOリーグは、全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

SSGランダーズ-キウムヒーローズ(インチョン)は2-2で迎えた4回裏1死三塁で、2番イ・ジョンボム選手がライトフェンス直撃のタイムリー二塁打。SSGが1点を勝ち越しました。SSGは続く3番チェ・ジュファン選手も二塁打で続き4-2とすると、5回には一挙7得点。5回までに11点を挙げました。

試合は20安打を記録したSSGが13-10で勝利。決勝打を放ったイ・ジョンボム選手は二塁打2本を含む3安打2打点を記録しています。敗れたキウムは6連敗です。

◆「カタカナはレジェンドと同じ、ハングルは違うジョンボム」

SSGのイ・ジョンボム選手はプロ5年目の23歳。軍服務を経てチームに復帰し、9月12日に育成選手から所属選手登録されました。ここまで8試合にすべて先発で出場し28打数9安打、打率3割2分1厘。2本塁打6打点です。

名前の漢字表記は李正凡。キウムのイ・ジョンフ選手の父で、かつて中日でプレーしたイ・ジョンボム(李鍾範)現LG2軍コーチとは「ジョン」の字のハングルが異なります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

NCダイノス戦の8回表、3番パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入りました。8回2死一塁で打席が回り、結果はショートゴロでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月21日(火)の結果

・トゥサン 12 - 2 NC(チャムシル)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:シン ミンヒョク

・SSG 13 - 10 キウム(インチョン)

 勝:ガビグリオ

 敗:チョン チャンホン

・ハンファ 15 - 6 LG(テジョン)

 勝:キム ミンウ

 敗:ケリー

・KIA 5 - 11 KT(クァンジュ)

 勝:クエバス

 敗:パク チュンピョ

・ロッテ 9 - 11 サムスン(プサン)

 勝:チェ チェフン

 敗:フランコ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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