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育成出身の26歳横手投げが5回2失点でプロ初勝利 チームは5連敗でストップ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プロ初勝利を先発で上げたユン・ジュンヒョン(写真:KIAタイガース)

11日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で行われました。

KIAタイガース-NCダイノス(クァンジュ)は9月に入って中継ぎから転向したユン・ジュンヒョン投手が、今月3度目の先発マウンドに上がりました。

ユン・ジュンヒョン投手はサイドスローからの緩急を生かした投球で、5回73球を投げて被安打5、失点2でマウンドを降りました。試合はKIAが序盤のリードを守って5-3で勝利。連敗を5で止めています。敗れたNCは4連敗です。

先発のユン・ジュンヒョン投手はプロ初勝利。大卒4年目、26歳のユン・ジュンヒョン投手は今年5月に育成選手から正式登録され、以後先月まで主に中継ぎで結果を残していました。

◆「2年目左腕が6者連続四死球のワースト新記録」

トゥサンベアーズ-LGツインズ(チャムシル)の1回裏、LGの先発、2年目左腕のキム・ユンシク投手が2死後にヒットを許すと、4番キム・ジェファン選手への死球以後、5~9番まで5者連続四球。6人続けて四死球を与えました。6者連続四死球はリーグワースト記録。これまでの最多は5者連続でした。

この日のLGは8投手が登板。許したヒットは4本ですが、14個の四死球を記録しています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

LG戦の同点で迎えた9回裏、申告敬遠で出塁のヤン・ソクファン選手の代走として出場。2死一、三塁となったところで二塁に盗塁しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。あす12日は全カードがダブルヘッダーのため10試合が行われます。

◇9月11日(土)の結果

・トゥサン 5 - 5 LG(チャムシル)

 勝:

 敗:

・KT 2 - 2 SSG(スウォン)

 勝:

 敗:

・ハンファ 4 - 5 サムスン(テジョン)

 勝:シム チャンミン

 敗:チョン ウラム

・KIA 5 - 3 NC(クァンジュ)

 勝:ユン ジュンヒョン

 敗:イ ジェハク

・ロッテ 7 - 13 キウム(プサン)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:ストレイリー

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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