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打率1割台で8番起用のボーア(元阪神)が初回に満塁弾 チームの連敗を4で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
韓国でも素手で打撃し、満塁弾を放ったジャスティン・ボーア(写真:LGツインズ)

9日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

LGツインズ-ハンファイーグルス(チャムシル)は8-1でLGが大勝。LGは2回までに8得点と序盤に大量リードし、試合を優位に進めました。先発のケイシー・ケリー投手が6回5安打1失点、10個の三振を奪い9勝目(5敗)を挙げています。

この日のLGは7月29日のチーム合流以来、4、6、7番に座ってきたジャスティン・ボーア選手(元阪神)が初の8番で先発出場。1回裏に2点を先制したLGは2死満塁の追加点のチャンスでボーア選手に最初の打席が回りました。

ボーア選手はハンファの先発左腕ライアン・カーペンター投手のカウント1-1からの3球目、甘く入ったスライダーをとらえて右中間スタンドに放り込む2号満塁ホームラン。8月11日以来の一発でした。

2打席目以降のボーア選手は空振り三振、センターフライ、センターフライで4打数1安打。今季ここまでの成績は21試合に出場し打率1割6分2厘、本塁打2本、打点12です。

◆「新人ドラフトを9月13日に開催」

2022年にプロ入りの新人選手を指名するKBO新人ドラフトが、今年は9月13日に行われます。昨季の最下位チームから順に指名する完全ウエーバー制です。

通常、10球団が10ラウンド(10巡目)まで指名しますが、球団間のトレード時に選手ではなく「ドラフトの指名権を譲渡」したケースが3件あり(3巡目1件、4巡目2件)、球団によって9人または11人までの指名となります。指名対象者は1006人で内訳は高卒が760人、大卒が240人、その他海外のアマ、プロなどに所属した選手の6人です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

NCダイノス戦の9回裏、パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇9月9日(木)の結果

・LG 8 - 1 ハンファ(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:カーペンター

・キウム 5 - 3 KIA(コチョク)

 勝:チョ サンウ

 敗:チャン ヒョンシク

・サムスン 8 - 7 KT(テグ)

 勝:ホン ジョンウ

 敗:キム ジェユン

・ロッテ 2 - 9 SSG(プサン)

 勝:ガビグリオ

 敗:カン ユング

・NC 2 - 6 トゥサン(チャンウォン)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:シン ミンヒョク

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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