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五輪代表バッテリーの活躍でサムスン3連勝 呉昇桓28セーブ目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
「折りたたみスマホ」ポーズで勝利を喜ぶサムスンナイン(写真:サムスンライオンズ)

20日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

サムスンライオンズ-SSGランダーズ(テグ)でサムスンは東京オリンピック(五輪)代表のウォン・テイン投手が五輪後初登板、初先発。6回104球を投げて被安打7、三振7。SSG打線を2点に抑えてマウンドを降りました。

試合は2-2の6回裏、サムスンは4番で代表捕手のカン・ミンホ選手がレフトに12号ソロホームラン。3-2として勝ち越しに成功しました。

サムスンは7、8回を3人のリリーフ陣が0点に抑え、9回のマウンドには抑えのオ・スンファン投手が登場。オ・スンファン投手はヒット1本を許すも、3つのアウトをすべて空振り三振で奪ってゲームセット。サムスンは3連勝を飾りました。ウォン・テイン投手はリーグトップタイの11勝目(4敗)を挙げています。

◆「オ・スンファン、五輪後のアウトはすべて三振」

東京五輪の3位決定戦、ドミニカ共和国戦では1点リードの8回に登板し5失点。メダルを逃す結果となったオ・スンファン投手ですが、公式戦復帰後の登板3試合では無失点で奪った7つのアウトすべてが三振です。この日が40試合目の登板だったオ・スンファン投手はリーグトップの28セーブ目を挙げています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルス戦の8回裏無死、四球で出塁の5番ヤン・ソクファン選手の代走で出場。9番パク・セヒョク選手の二塁打で生還し、打者一巡してまわった打席では高いバウンドの一塁ゴロでした。9回表にセンターの守備に入っています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月20日(金)の結果

・トゥサン 9 - 1 ハンファ(チャムシル)

 勝:ミランダ

 敗:チャン シファン

・サムスン 3 - 2 SSG(テグ)

 勝:ウォン テイン

 敗:イ テヤン

・KIA 3 - 2 キウム(クァンジュ)

 勝:イ ジュンヨン

 敗:キム ソンミン

・ロッテ 4 - 5 KT(プサン)

 勝:オム サンベク

 敗:ストレイリー

・NC 8 - 3 LG(チャンウォン)

 勝:キム ヨンギュ

 敗:ソン ジュヨン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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