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五輪終了3日で公式戦再開 元阪神・ボーアの初戦は3三振<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6勝目のケリー(中央)とボーア(写真:LGツインズ)

感染症関連と代表選手の東京オリンピック(五輪)出場のため、公式戦を中断していたKBOリーグが7月11日以来の再開。全5試合中、雨で中止のサムスンライオンズ-トゥサンベアーズ(テグ)を除く4試合が行われました。

LGツインズ-SSGランダーズ(チャムシル)は4-0でLGが勝利。LGは五輪組のキム・ヒョンス、オ・ジファン両選手がそれぞれ2、6番で先発出場しています。

また途中入団でこの日がKBOリーグ初出場のジャスティン・ボーア選手(元阪神)が、指名打者で出場し4番に座りました。

(関連記事:元阪神のボーア、LGツインズ入り

ボーア選手はSSGの先発ウィルマー・フォント投手に1打席目はサードへのファールフライ、2打席目が見逃し三振。3打席目は左のキム・テクヒョン投手から低めのスライダーで空振り三振を喫し、4打席目はキム・サンス投手に直球を空振り三振と4打数無安打3三振でした。

LGは先発のケイシー・ケリー投手が7回4安打無失点で6勝目(4敗)を挙げています。2位のLGはこの日敗れた首位KTウィズとのゲーム差を1に縮めました。

◆「KIAの先発助っ人、大麻関連で退団」

KIAタイガースは9日、アーロン・ブルックス投手の退団を発表。ブルックス投手がアメリカのネット通販で注文した電子たばこに、大麻成分が含まれていたことが税関の調査でわかったためです。ブルックス投手は「韓国で大麻が不法と知っているし、頼んだ電子たばこには大麻成分がないと思って注文した。自分の過失によりファンと球団、ナインの名誉を傷つけて申し訳ない」としています。ブルックス投手は先発として昨季11勝を挙げ、2年目の今季は3勝5敗でした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

LGツインズとの2軍戦は雨で中止でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇8月10日(火)の結果

・LG 4 - 0 SSG(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:フォント

・キウム 3 - 1 KT(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ペ ジェソン

・サムスン 中 止 トゥサン(テグ)

 勝:

 敗:

・KIA 4 - 1 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ホン サンサム

 敗:キム ボムス

・NC 2 - 5 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ストレイリー

 敗:ルチンスキー

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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