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平均33.5歳の4者連続弾 サトテル似の31歳が10号、35歳ロマック14号<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ハン・ユソム(写真:SSGランダーズ)

19日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む、全6試合が行われました。

ハンファイーグルス-SSGランダーズ(テジョン)はSSGが3-5で2点を追う6回表2死ランナーなしで、4番チェ・ジョン選手がレフトへリーグトップタイに並ぶ16号ソロを放ちました。

続く5番ハン・ユソム選手にも10号ソロが飛び出し、SSGは5-5の同点とします。さらに6番ジェイミー・ロマック選手(元DeNA)が14号弾をレフトスタンドに放り込んで、勝ち越しに成功しました。ハンファは3者連続弾を喫した先発のキム・ミンウ投手に代わって、シン・ジョンラク投手を投入します。

しかしSSG打線の勢いは止まらず、7番チョン・ウィユン選手が初球を左中間へ運ぶ6号ホームランを放ちました。SSGはこの4者連続ホームランで7-5として、試合はそのままSSGが勝利しています。

◆「史上3度目の4者連続ホームラン」

KBOリーグの4者連続ホームランは2001年8月17日のサムスン(対ハンファ)、2020年10月22日のロッテ(対SK)に次いで3度目です。4人の打者が全員30代なのは今回が初めて(チェ・ジョン34歳、ハン・ユソム31歳、ロマック35歳、チョン・ウィユン34歳)。4人の平均年齢は33.5歳で、同記録の史上最高齢となります。

この日、チェ・ジョン選手に続く2者目のアーチを放ったハン・ユソム選手は、阪神・佐藤輝明選手を思わせるルックス。2017年に29本塁打、翌18年に41本塁打を記録した長距離砲で、この日の一発で5年連続2ケタアーチとなりました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日は2軍戦がありませんでした。次の試合は22日のLGツインズ戦です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇6月19日(土)の結果

・LG 7 - 2 KIA(チャムシル)

 勝:チョン チャンホン

 敗:イ ミンウ

・KT 3 - 9 トゥサン(スウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:ロケット

 敗:クエバス

・KT 4 - 3 トゥサン(スウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:イ チャンジェ

 敗:クァク ピン

・ハンファ 5 - 7 SSG(テジョン)

 勝:パク ミンホ

 敗:キム ミンウ

・ロッテ 1 - 9 サムスン(プサン)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:ナ ギュンアン

・NC 7 - 12 キウム(チャンウォン)

 勝:ブリガム

 敗:イム ジョンホ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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