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代表入りの横手右腕 安定感を見せて7勝負けなし防御率は2位に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
負けなしの7勝目を挙げたチェ・ウォンジュン(写真:トゥサンベアーズ)

17日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

3連敗中で勝率5割の6位トゥサンベアーズと、4連勝中で首位とゲーム差なしの2位サムスンライオンズが対戦。

トゥサンの先発・チェ・ウォンジュン投手は安定感抜群の投球で、6回1/3を投げて散発の3安打。ピンチらしいピンチなく、サムスン打線を0点に抑えました。

横手投げのチェ・ウォンジュン投手は右打者にはスライダー、左打者にはチェンジアップ中心の投球で打たせて取る投球。しかしホセ・ピレラ選手に対しては2打席目まで、直球主体の投球を続け、4回にはフルカウントから内角高めの直球を振らせて、三振を奪いました。

チェ・ウォンジュン投手は負けなしの7勝目。防御率を2.34とし、同僚のウォーカー・ロケット投手に次ぐリーグ2位です。

◆「他球場でも代表組が活躍」

プロ5年目26歳のチェ・ウォンジュン投手は16日に発表になった、東京オリンピックの韓国代表に初選出されています。他球場でも代表入りが決まったSSGランダーズのチェ・ジュファン選手が、きのうのダブルヘッダー第1試合に続いてこの日も一発を放つ活躍。キウムヒーローズの遊撃手キム・ヘソン選手は3安打を記録しました。

⇒ 東京オリンピック 日程、韓国代表一覧(ストライク・ゾーン)

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ロッテジャイアンツとの2軍戦に2番センターで出場し、3打数1安打2四球。初回に盗塁を試みましたがアウトになっています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月17日(木)の結果

・トゥサン 6 - 2 サムスン(チャムシル)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:チェ チェフン

・キウム 5 - 6 LG(コチョク)

 勝:チョン ウヨン

 敗:キム ソンジン

・ハンファ 2 - 9 ロッテ(テジョン)

 勝:チン ミョンホ

 敗:キム ギジュン

・KIA 3 - 6 SSG(クァンジュ)

 勝:キム テクヒョン

 敗:パク チュンピョ

・NC 9 - 1 KT(チャンウォン)

 勝:ルチンスキー

 敗:デスパイネ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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