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丸メガネの21歳左腕 大量リードを背に8回90球1失点の好投<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
8回1失点で3勝目のキム・ヨンギュ(写真:NCダイノス)

20日の韓国KBOリーグは3試合が雨天中止、1試合が3回裏降雨ノーゲームとなって、LGツインズ-NCダイノス(チャムシル)の1試合のみ行われました。

NCは4回までに9点を挙げて大量リードし、そのまま11-1で大勝。NCは昨季から続いていた対LG戦の連敗を7で止めました。

NCは先発のプロ4年目、21歳左腕のキム・ヨンギュ投手が、大量リードを背に好投。直球の球速は130キロ台後半ですが、スライダーを中心とした変化球とともに、安定したコントロールを見せ、8回90球を投げて被安打5、失点1。フォアボールは8回に与えた1つのみでした。キム・ヨンギュ投手は3勝目(2敗)です。

首位LGが敗れたため、降雨ノーゲームとなった2位KTウィズが単独首位に浮上しています。

◆「未契約だったイ・ヨンチャンがNC入り」

昨オフにFA権を行使するも、未契約のままだった前トゥサンベアーズのイ・ヨンチャン投手のNC入りが発表になりました。昨年6月に右ひじ内側側副靱帯再建術(トミージョン手術)を行うも、その後順調に回復しているということで、NCは獲得を決断しました。契約内容はオプションなどを含めて、最大4年間で総額27億ウォン(約2億5920万円)とのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

コヤンヒーローズ(キウム2軍)戦に1番センターで先発出場し、3打数1安打1四球。タイムリーと犠牲フライで2打点を記録しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が1試合の結果です。

◇5月20日(木)の結果

・LG 1 - 11 NC(チャムシル)

 勝:キム ヨンギュ

 敗:チョン チャンホン

・KT 中 止 トゥサン(スウォン)

 勝:

 敗:

・ハンファ 中 止 ロッテ(テジョン)

 勝:

 敗:

・サムスン 中 止 キウム(テグ)

 勝:

 敗:

・KIA 中 止 SSG(クァンジュ)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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