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均衡をやぶる一発、ダブルスチールで追加点 昨年の王者が3連勝で同率2位に浮上<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
9回表、重盗で捕手のタッチを避けて滑り込むカン・ジンソン(写真:NCダイノス)

13日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ハンファイーグルス-NCダイノス(テジョン)はハンファがニック・キンガム、NCはキム・ヨンギュの両先発投手が5回まで0点に抑えて、試合は後半戦に突入しました。

NCは6回表、この回の先頭打者2番のクォン・ヒドン選手が左中間へ4号ソロを放ち、均衡をやぶって1点を先制すると、相手のエラーでこの回1点を追加し、2-0としました。

その裏、ハンファも1点を挙げるも、NCは9回表、1番パク・ミンウ選手のタイムリーで3-1に。さらに1死一、三塁となった2番クォン・ヒドン選手の打席でダブルスチールを仕掛け、これが成功して4-1としました。

試合は4-2でNCが勝利。昨年の覇者NCは3連勝で、首位と2.5ゲーム差の同率2位に浮上です。

◆「通算900試合登板まであと10」

ハンファのチョン・ウラム投手が13日のNC戦に3番手で登板。今季11試合目のマウンドで、通算登板数を890としました。チョン・ウラム投手は来月1日で36歳になるプロ18年目。900試合登板まであと10になるとともに、リュ・テクヒョン元投手(現KIAコーチ)が持つ、歴代最多登板数901に迫っています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムヒーローズ戦の9回裏、ホセ・フェルナンデス選手の代走で出場しました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月13日(木)の結果

・トゥサン 13 - 14 キウム(チャムシル)

 勝:ヤン ヒョン

 敗:チョ ジェヨン

・KT 0 - 4 サムスン(スウォン)

 勝:ウォン テイン

 敗:デスパイネ

・ハンファ 2 - 4 NC(テジョン)

 勝:キム ヨンギュ

 敗:キンガム

・KIA 3 - 8 LG(クァンジュ)

 勝:ソン ウンボム

 敗:ブルックス

・ロッテ 5 - 4 SSG(プサン)

 勝:キム デウ

 敗:イ テヤン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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