33歳の代表選手がチームではテームズ(現巨人)以来のサイクル安打 捕手初の達成<韓国KBOリーグ>
29日の韓国KBOリーグは、全5試合がナイトゲームで行われました。
サムスンライオンズ-NCダイノス(テグ)では大記録達成がありました。NCの4番ヤン・ウィジ選手がサイクルヒットを達成です。
ヤン・ウィジ選手は2回表の先頭打者として、ライトフェンス直撃の三塁打。4回も無死での打席でレフトへヒットを放ちました。5回には2死一、二塁でレフトへ3ランホームラン。そして7回表の4打席目にレフトオーバーの二塁打を放ち、サイクルヒットを達成しています。
今回のサイクルヒットはKBOリーグ史上26人目、通算28度目の記録達成となります。捕手のサイクルヒットは史上初。NCでは現在巨人に所属するエリック・テームズ選手以来、6年ぶりです。
またヤン・ウィジ選手が二塁打でサイクルヒットを決めた時に抱き合ったイ・ジョンウク一塁ベースコーチも、トゥサンでプレーしていた2009年にサイクルヒットを達成しています。
試合はNCが9-0で勝利。首位に立ったサムスンの連勝は4で止まり、2位に後退です。
◆「韓国での呼び名は『サイクリングヒット』」
韓国では「サイクリングヒット」と呼ばれるサイクルヒット。これまでに2度達成した選手が2人います。96、03年のヤン・ジュンヒョクさん(元サムスン)と、テームズ選手は15年の4月と8月に記録しています。
直近では昨年10月4日、ロッテのオ・ユンソク選手が達成しています。
(関連記事:史上初、満塁ホームランを含むサイクルヒット プロ7年目で初の三塁打で達成)
<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>
4回裏、パク・コンウ選手に代わってセンターの守備に入ると、5回表無死、この日の初打席でセンター前に今季初ヒットを放ちました。6回裏から守備位置をセンターに移し、7回の2打席目は空振り三振。9回の3打席目は1死満塁で今季初打点となる、一、二塁間をやぶるタイムリーヒットを放っています。
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以下が全5試合の結果です。
◇4月29日(木)の結果
・LG 3 - 2 ロッテ(チャムシル)
勝:チョン ウヨン
敗:チェ ジュンヨン
・キウム 4 - 15 トゥサン(コチョク)
勝:チェ ウォンジュン
敗:チャン ジェヨン
・SSG 1 - 6 KT(インチョン)
勝:ソ ヒョンジュン
敗:パク チョンフン
・サムスン 0 - 9 NC(テグ)
勝:シン ミンヒョク
敗:ペク チョンヒョン
・KIA 3 - 2 ハンファ(クァンジュ)
勝:キム ヒョンス
敗:ユン デギョン
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※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。