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メジャーデビューのヤンに代わる新星 18歳左腕が6回10K無失点でプロ初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
初勝利を挙げたイ・ウィリ(写真:KIAタイガース)

28日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-ハンファイーグルスは、KIAの高卒ドラ1新人イ・ウィリ投手が、今季4度目の先発マウンドに上がりました。

イ・ウィリ投手は6回85球を投げて散発の2安打、四球1。6連続を含む10個の三振を奪い、ハンファ打線を0点に抑えました。試合はKIAが序盤に点数を重ねて4-0で勝利。イ・ウィリ投手はプロ初勝利を挙げています。

この日のイ・ウィリ投手は最速149キロの直球でテンポよくストライクを先行させ、チェンジアップで空振りを奪っていきました。

イ・ウィリ選手はこれまでの3試合でも好投していましたが白星がつかず、この日4試合目で勝利を手にしました。

◆「ヤン・ヒョンジョンの後釜として」

KIAは長年チームを支えた韓国を代表する左腕エースのヤン・ヒョンジョン投手が、メジャー進出を目指して渡米。レンジャーズとのマイナー契約でのスタートでしたが、27日(韓国時間)のエンゼルス戦に2番手で登板しメジャーデビュー。4回1/3を投げて被安打5、2失点という内容でした。

そのヤン・ヒョンジョン投手の後を継ぐ存在として期待されている、イ・ウィリ投手がその翌日にプロ初勝利。KIAの左腕エースのバトンタッチとなりそうな両日となりました。

メジャーデビューを果たしたヤン・ヒョンジョン
メジャーデビューを果たしたヤン・ヒョンジョン写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムヒーローズ戦の9回表、二塁走者で捕手のチャン・スンヒョン選手の代走で出場。9回裏の守りで退きました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇4月28日(水)の結果

・LG 0 - 3 ロッテ(チャムシル)

 勝:ストレイリー

 敗:ケリー

・キウム 5 - 4 トゥサン(コチョク)

 勝:チョ サンウ

 敗:キム ミンギュ

・SSG 4 - 2 KT(インチョン)

 勝:ソ ジンヨン

 敗:ユ ウォンサン

・サムスン 4 - 3 NC(テグ)

 勝:ウ ギュミン

 敗:キム ジンソン

・KIA 4 - 0 ハンファ(クァンジュ)

 勝:イ ウィリ

 敗:チャン シファン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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