元阪神・呉昇桓がKBOリーグ通算300セーブ達成 古巣の和田元監督、福原コーチも祝福

300セーブを達成のオ・スンファン(写真:サムスンライオンズ/初報から差し替え)

25日のKIAタイガース戦(クァンジュ)の9回裏に5番手として登板したサムスンライオンズのオ・スンファンが、今季5セーブ目を挙げKBOリーグ史上初の通算300セーブを達成した。

1982年生まれ、今年7月に39歳になるオ・スンファンは2005年にタングク(檀国)大からサムスン入り。阪神に移籍するまでの9シーズンで韓国歴代最多となる277セーブを記録し、セーブ王を5度、チームは優勝5回を数えるなど韓国を代表する守護神として君臨した。

14年からプレーした阪神では、2年続けてセ・リーグ最多セーブ。14年のクライマックスシリーズではチームを日本シリーズに導く活躍を見せ、シリーズMVPに選ばれている。

16年にはアメリカに渡り、19年途中に韓国に帰国。古巣・サムスン復帰後は、過去の海外での違法賭博による72試合の出場停止を経て、昨季6月からKBOリーグのマウンドに立っている。

300セーブ達成のオ・スンファン(写真:サムスンライオンズ)
300セーブ達成のオ・スンファン(写真:サムスンライオンズ)

かつて在籍した阪神の当時の監督、和田豊・現球団本部付テクニカルアドバイザーは、オ・スンファンの大記録達成に球団を通して以下のコメントを寄せた。

「300セーブおめでとうございます。私が監督として彼と一緒にやらせてもらった2年間は、試合の中で、オ・スンファンにどう繋ぐかということだけを考えていました。それだけ信頼していた投手です。偉大な投手と共に戦えたことは誇りに思いますし、素晴らしい記録を打ち立てられたことに敬意を表します」

またオ・スンファンにつなぐセットアッパーとして活躍し、14、15年のセ・リーグ最優秀中継ぎ投手、福原忍・現投手コーチも球団を介し、こうコメントした。

「300セーブを達成されたということで、自分の家族のことのように嬉しいです。あのボールの衝撃は忘れられないし、一緒に2年間プレーできたことは誇りに思っています。人間性も含めて心から尊敬していますし、スンファンだったらまだまだできると思うので、怪我には気をつけて、また落ち着いたらゆっくり食事でもしましょう。本当におめでとうございます」

今季のオ・スンファンは8試合に登板し、防御率は6.00と本調子ではないが、この日、ひとつの節目を迎えた。

オ・スンファンはNPBで80セーブ、メジャーリーグで42セーブを記録し、日米韓でのセーブ数は422。NPBの最多記録は岩瀬仁紀(元中日)の407セーブだ。

(関連記事:元阪神・呉昇桓、日米韓400セーブ達成 韓国復帰後初セーブ

◇オ・スンファン年度別成績(太字はリーグトップ)

年度 チーム 防御率 試 S 三振

2005 サムスン 1.18 61 16 115

2006 サムスン 1.59 63 47 109

2007 サムスン 1.40 60 40 69

2008 サムスン 1.40 57 39 51

2009 サムスン 4.83 35 19 51

2010 サムスン 4.50 16 4  19

2011 サムスン 0.63 54 47 76

2012 サムスン 1.94 50 37 81

2013 サムスン 1.74 48 28 54

2014 阪神 1.76 64 39 81

2015 阪神 2.73 63 41 66

2016 カージナルス 1.92 76 19 103

2017 カージナルス 4.10 62 20 54

2018 ブルージェイズ/ロッキーズ 2.63 73 3 79

2019 ロッキーズ 9.33  21 0 16

2020 サムスン 2.64 45 18 39

2021 サムスン 6.00 8 5 5

KBO通算 1.82 497 300 669

NPB通算 2.25 127 80 147

MLB通算 3.31 232 42 252