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正捕手が顔面死球の他、主力が離脱のトゥサン 控え選手が投手を盛り立て勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
今季初勝利のチェ・ウォンジュン(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

17日の韓国KBOリーグは1試合が14時、4試合が17時開始で行われました。

チャムシル球場のLGツインズ-トゥサンベアーズは、前夜の試合の8回表、トゥサンの正捕手パク・セヒョク選手が、右目の下に死球を受けて途中交代。この日はチャン・スンヒョン選手が先発マスクをかぶりました。パク・セヒョク選手は右目の眼窩底骨折で手術の予定です。

トゥサンはセンターのチョン・スビン選手も右内腹斜筋の損傷で先発を外れ、代わってチョン・スヘン選手が2番で出場。またショートのキム・ジェホ選手は夫人の出産に立ち会うため登録抹消中で、高卒ドラ1新人のアン・ジェソク選手が9番ショートに入りました。

トゥサンの先発チェ・ウォンジュン投手は、同じ1994年生まれのチャン・スンヒョン選手との今季2度目のバッテリーで、LG打線を6回3安打1失点に抑えました。

後をつないだ3投手も、代役野手たちの好守にも助けられて0点に抑え、トゥサンが3-1で勝利。昨季10勝のチェ・ウォンジュン投手は今季初勝利です。

◆「チェ・ヒョンウ2000安打目前」

KIAタイガースの4番チェ・ヒョンウ選手がSSGランダーズ戦で1安打を記録し、通算2000安打まであと3本としています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

コヤンヒーローズ(キウム2軍)との2軍戦には出場しませんでした。再登録が可能になる18日、チョン・スビン選手に代わって1軍昇格の見込みです。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇4月17日(土)の結果

・LG 1 - 3 トゥサン(チャムシル)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:スアレス

・SSG 4 - 3 KIA(インチョン)

 勝:イ テヤン

 敗:チョン ヘヨン

・KT 8 - 5 キウム(スウォン)

 勝:チョン ユス

 敗:キム ジェウン

・ロッテ 0 - 12 サムスン(プサン)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:フランコ

・NC 14 - 4 ハンファ(チャンウォン)

 勝:ソン ミョンギ

 敗:キム ボムス

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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