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林昌勇(元ヤクルト)に複数の金銭トラブル 告訴されるも出頭せず

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
19年7月ヤクルトのOB戦に参加したイム・チャンヨン(写真:ストライク・ゾーン)

12月24日、ソウル・カンナム(江南)警察署は元プロ野球選手のイム・チャンヨン(林昌勇、44)氏が、先月5日に詐欺容疑で訴えられた件を捜査していると明らかにした。

イム・チャンヨン氏は昨年7月、30代の知人女性から2,500万ウォン(約233万円)を借りるも、1,000万ウォン(約93万円)しか返済していないとして告訴された。

警察はイム・チャンヨン氏から事情を聞くため今月初めに出頭を要請するも、イム・チャンヨン氏から連絡はなく出頭に応じていないとのこと。イム・チャンヨン氏には別の金銭トラブルも伝えられている。

韓国国税庁が今月6日に発表の2億ウォン以上の税金を1年以上滞納した「高額常習滞納者」6,965人の中に、イム・チャンヨン氏が含まれていることがわかった。

それによるとイム・チャンヨン氏は2017年の総合所得税2億6,500万ウォン(約2,460万円)を滞納したという。

イム・チャンヨン氏は2018年オフに所属していたKIAから戦力外通告を受けた。その後所属先を探すも当時42歳という年齢もあって移籍には至らず、19年3月に現役引退を決断している。

同年7月にはかつて所属したヤクルトが球団設立50周年を記念して行ったOB戦「Swallows DREAM GAME」に参加。約9か月ぶりに公の場に現れ、現役さながらの投球で約2万7,000人の観客を沸かせた。

(関連記事:元ヤクルト林昌勇 神宮で惜別の22球 韓国で果たせなかった引退の区切り

その時イム・チャンヨン氏に近況について尋ねると「サングラス販売の事業をしている」と話していた。野球関連ではテレビの中継や野球番組にゲスト解説、出演するなどしていたが、現在指導者や評論家といった活動はしていない。

イム・チャンヨン氏はヤクルトでの5年間で128セーブを記録。退団後はメジャーへ渡り、韓国に戻った。日米韓24年間の通算成績は1004試合141勝99敗386セーブ。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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