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【韓国シリーズ】トゥサンの35歳が126打席目で初アーチ 貴重な一発で1勝1敗に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
攻守で活躍を見せたキム・ジェホ(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

18日の韓国KBOリーグは韓国シリーズ第2戦が行われ、初戦に敗れたトゥサンベアーズ(公式戦3位)がNCダイノス(1位)に勝利し、対戦成績を1勝1敗としました。

試合は2回表にトゥサンが相手の守備のミスをきっかけに2点を挙げると、NCはその裏に1点を返し、2-1としました。

トゥサンは4回表、この回の先頭打者6番のキム・ジェホ選手が、NCの先発ク・チャンモ投手の初球をレフトへソロホームラン。

プロ17年目、35歳のキム・ジェホ選手はこの日が韓国シリーズ37試合目の出場。シリーズ126打席目で初の一発となりました。37試合目での初アーチはリーグ新記録、126打席目はタイ記録です。

キム・ジェホ選手は5回裏、ショートの守備でも好守を見せ、8回表にはリードを広げるタイムリーヒットを放ちました。

試合はNCが9回裏に、トゥサンの抑えイ・ヨンハ投手から3点を挙げて追い上げるも一歩及ばず、5-4でトゥサンが勝利。対戦成績を1勝1敗としています。

19日は休養日で試合がなく、第3戦は20日に行われます。

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「第3戦以降もコチョクドームで開催」

新型コロナウイルスの感染拡大によりシーズン開幕が遅れ、韓国シリーズも11月開催となったことで、今年の韓国シリーズは全試合、韓国唯一のドーム球場・コチョクスカイドームで行われます。

1、2戦はNCがホーム(後攻)、1日の休養を挟んで3、4戦はトゥサンがホーム。4戦と5戦の間に1日挟んだ後、5、6、7戦がNCのホームとなります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

韓国シリーズ第2戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

◇11月18日(水)の結果

・NC 4- 5 トゥサン(コチョク)

 韓国シリーズ 第2戦

 勝:フレクセン

 敗:ク チャンモ

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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