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【プレーオフ】頼れる4番が適時打2本で3打点 トゥサン連勝でシリーズ進出へ王手<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
適時打2本の4番キム・ジェファン(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

10日の韓国KBOリーグはKTウィズ(公式戦2位)とトゥサンベアーズ(準プレーオフ勝者)のプレーオフ第2戦が行われ、トゥサンが連勝。韓国シリーズ進出に王手をかけました。

試合は両チームとも序盤から得点圏に走者を置き、トゥサンは2回表に6番パク・セヒョク選手のライト前ヒットで先制すると、3回には4番キム・ジェファン選手のタイムリーヒットで追加点を挙げました。

キム・ジェファン選手は5回にも2点適時打を放って、この日3安打3打点の活躍を見せています。

一方のKTはホームが遠く、挙げた得点は3回裏に3番メル・ロハス選手が放った、ソロホームランの1点のみ。5回以降はトゥサンの3人のリリーフ陣に無安打に抑えられ、試合は4-1でトゥサンが勝利しました。

プレーオフは公式戦上位チームへのアドバンテージはなく、先に3勝した方が韓国シリーズに進出。対戦成績を2勝0敗としたトゥサンは、あと1勝で最終決戦に駒を進めます。

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「ハンファ放出のイ・ヨンギュがキウムへ」

先日、ハンファから放出となった韓国を代表する外野手、イ・ヨンギュ選手の獲得をキウムヒーローズが発表しました。年俸は1億ウォン(約950万円)です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

プレーオフ第2戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

◇11月10日(火)の結果

・KT 1- 4 トゥサン(コチョク)

 プレーオフ 第2戦

 勝:パク チグク

 敗:デスパイネ

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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